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漢方薬で子宮内膜を厚くするための方法とは? 〜血液の量と流れ〜
2018-12-02

子宮内膜を厚くするには血流が大事!

前回のブログでは子宮内膜には妊娠しやすい理想的な厚さがあることをお伝えしました。

ではもしその厚さに達してない場合、どうすればいいのでしょうか?

それを改善する鍵は、ずばり”血流”です。

要するに子宮に流れ込む血液の”量”と”流れの速さ”、これが子宮内膜の厚さを左右する鍵となります。

血液の具体的な要素

具体的には以下の4つがしっかりしている必要があります。

  • ①血管の量
  • ②血流の速さ
  • ③血流量
  • ④内膜の容積

事実、立体的に取り出した子宮内膜にVOCAL(virtual organ computer aided analysis)用いて解析したところ、薄い内膜では①〜④すべてが低値となったとの報告があり、”血流の量”と”流れの速さ”が子宮内膜の厚さに影響していることが裏付けられています。

現在、西洋医学では黄体ホルモンの補充や、ビタミンE、バイアグラ膣錠、Lーアルギニンなどの投与によって対応していますが、一度薄くなってしまった内膜を厚くするのはなかなか難しいようです。

漢方・中医学では血虚と瘀血として考える

このような場合、漢方・中医学を中心とした東洋医学の力を借りるのも一つの手ではないでしょうか?

東洋医学的に先の①〜④を言い換えると以下の2つに言い換えることができます。

  • 「血虚」
  • 「瘀血」

本来は血虚や瘀血になってしまう原因も一つではないのでもう少し複雑になりますが、やや大雑把に言うとこの2つでいいでしょう。

つまりこの東洋医学的に子宮内膜の改善をするには「血虚」と「瘀血」の改善をすることが必要となるのです。

具体的には
「血虚」に対しては「四物湯」・「当帰芍薬散」・「十全大補湯」・「帰脾湯」・「人参養栄湯」などを、
「瘀血」に対しては「桂枝茯苓丸」・「温経湯」・「血府逐瘀湯」・「還元清血飲」・「折衝飲」・「芎帰調血飲第一加減」などが適応となります。

これらを暫くの間服用することで、それぞれの体質が変われば、子宮内部の血流が増加することで子宮内膜が厚くなることも十分に可能かと思われます。

瘀血の場合は子宮内膜の質も悪化する

また「瘀血」がある方の子宮内膜は、薄いだけではなく、内膜の質自体も悪い(ベッドが硬い状態)ことが多いです。

「瘀血」を正確に判断するには様々な要素を問診や舌の状態をみたりすることが必要なため、一般の方には難しいところもありますが、手っ取り早く「瘀血」があるかないかを見分けるには、毎月の生理の状態を観察してみてください。

もし経血がサラサラではなくネバネバしていたり、レバー状の塊があったり、色がどす黒かったり、初日二日目に生理痛がひどい場合、は大半が「瘀血」ありと考えていいでしょう。

また月経の始まりが経血(血液)というよりは血の混じったおりもののようなものから始まる方も「瘀血」に当てはまりますので子宮内膜が硬い可能性が高いと言えます。

他にも子宮筋腫・子宮内膜症・子宮ポリープ・卵巣嚢腫・卵管などの癒着・子宮や卵巣への手術歴がある方などは「瘀血」となっている方がかなり多いと思われますので注意が必要です。

前回ブログでも書きましたが、生理の血(経血)というのは子宮内膜が剥がれたものです。

つまり塊があったり、粘度が高かったりと経血がキレイな状態でない場合は、子宮内膜の質も恐らくいい状態とは言えないでしょう。

子宮内膜の質については、科学的な数値や指標がないため西洋医学が非常に苦手としているところでもありますが、そういう場合は、体質にあった適切な漢方薬を数ヶ月服用していただくことで、かなりの改善が見込めます。

改善してきているのかどうかは、もちろん「生理」の状態で確認できます。

「血虚」と「瘀血」が改善できれば子宮内の血流(量と流れ)は間違いなく改善されてきていますので、きっと理想的な子宮内膜の状態に近づくことができます。

血流を改善して妊娠しやすいふかふかなベッド(厚くて柔らかい子宮内膜)を目指しましょう!