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「漢方医学」と「中医学」②

2018-11-30

皆さまこんにちは

夙川駅北側の漢方専門薬局・彩り漢方薬局スタッフ薬剤師のタケウチアツコです

前回のスタッフブログでは、彩り漢方薬局は「中医学」をベースにした漢方をお取り扱いしているというお話でした。

その中医学とは何ぞや?

中医学は、中国に伝わる伝統医学で、後漢の時代に、数千年の古代から実践的に受け継がれてきました。

そして皆さまに馴染みのある言葉「漢方(医学)」は随・唐の時代に中国から伝来し、中医学をルーツに長い年月をかけて日本独自に発展を遂げた医学なのです。(だから中国で「漢方をください!」と言っても通じないそうです)

ものすごくザックリと言うと、中医学は漢方のお母さん的なものになるでしょうか。

中医学では、現代主流である西洋医学とは全く異なる古代人の宇宙観、生体観が背景にあります。

人間も宇宙、自然の一部であり、全てのものは「陰」と「陽」に分けられる陰陽説や、

世界は5つのもの(木・火・土・金・水)からできている五行説

人の体を構成しているのは「気・血・津液」であり、そのバランスが崩れることで病気がおこる生理、病理の診断体系など…

中医学の世界はものすごーく古くから何千年の時をかけて受け継がれてきたものなので、現代主流である西洋医学では解決できない人間の問題にも、お役に立てることもたくさんあります。

なかなか広くて深い、難しそうな中医学の世界ですが、これから少しずつその世界観や言葉などお伝えしていけたら、いいなぁと、頑張ります!