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「漢方医学」と「中医学」

2018-11-26

皆さまこんにちは。

夙川駅北側の漢方専門薬局・彩り漢方薬局スタッフの薬剤師タケウチアツコです。

彩り漢方薬局は、漢方専門薬局なので、街にたくさんある普通の調剤薬局とは違うことは皆さまお分かりかと思うのですが、ここでお取り扱いしている漢方は「中医学」をベースにしていることはご存知でしょうか?

実は漢方薬には「漢方医学」と「中医学」と大きく二つの体系があるのです。

え?「中医学」って?とお思いになりましたよね。大丈夫です。私もです。

私はこちらの漢方薬局に勤務するまで、お恥ずかしながら「中医学」というものを全く知りませんでした。

それも一年半ほど前って、けっこうな最近までです。。(恥)

薬剤師になって20年は経っていたので、もちろん仕事では病院や薬局で漢方の調剤もしていましたし、患者さんに他の薬同様お薬の説明などもしていました。

でも、他の西洋医学のお薬と違って漢方のお薬説明書は独特の表現で書いてあり、正直しっかり説明する事は難しかったのです。どちらかと言えば患者さんに症状やお悩みを教えていただき、それを学ばせていただくという…やり方でした。

実際薬剤師の国家試験にも漢方の問題は(私の受けていた時代)ほとんど出ておらず、勉強も生薬のラテン語学名や構造式の丸暗記などがほとんどで、国家試験が終わったあとはすっかり忘れてしまっていたのです。。。

薬剤師になってからも、他の膨大な西洋薬の勉強を優先しているうちに、漢方薬のことは、汎用される数種類以外「なーんとなく」しか分からないままになっておりました。

なので、長年薬剤師をしていても今ひとつ理解できていない漢方の勉強がここらでしっかりしたい!と思い、数年前から独学で勉強してきました。

そんな中ひょんなご縁で家から近い漢方薬局で薬剤師を募集していると友人から教えてもらい、応募するためにこの彩り漢方薬局のホームページをみたのですが、そこに書いてあった秋山先生のプロフィールの「中医師」とは何だろうと思ったのが、中医学と出会った(出会ってない?)始まりです。

前置きが長くなってしまったので、「漢方医学」と「中医学」の違いについてはまた次の会で!