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中医学・漢方勉強会 〜更年期障害〜
先週水曜日は、毎月一回開催している薬膳の専門家7名(今月は6名参加)をお呼びしての中医学・漢方勉強会でした。
テーマは先月、今月と2ヶ月連続で女性の更年期障害について。
更年期障害について
先月は、中医婦人科において日本でも非常に有名な「夏桂成」先生の『実用中医婦人科学』から、私が独自で翻訳した資料を使って、更年期障害の病因病機、診断方法、弁証など基礎理論を中心に講義しました。
日本語にすると中国語の倍くらいのページ数になります。
そして今月は、その夏先生が実際に治療を行った医案(カルテ)を先月の宿題として出していたので、各自その症例についての発表とその解説、そして余った時間で私が上海留学時代に使っていた問題集を使って、更年期障害の総復習を行いました。
こちらはすべて中国語です。
今回でこの勉強会も5回目になりますが、だんだんと皆さんの弁証能力が上がってきているので、これからはより内容の濃い勉強会にしていきたいと考えています。
本場の脈診はすごい!
また今回は勉強会終了後、現在台湾で中医師としてご活躍の”八木誠人”先生をお呼びして懇親会を開きました。
八木先生とは私が上海留学していた時に、ビールだけをひたすら飲むという飲み会でご一緒して以来、実に5年ぶりの再開でした。
当時はちょうど博士論文の資料収集に山東省から上海の図書館に来られていたとのことでしたが、その後は中国で中医師として働き、現在は台湾の脈診の達人のもとで修行中とのことです。しかしながらその脉診がすごい!
勉強会の生徒さんたちも「左の腰が痛い」、「卵巣の付近に違和感がある」などなど、脈のみで詳細な症状を言い当てる八木先生の脈診の凄さに圧倒されっぱなしでした。
この脉診は現在の八木先生の師匠独自の脈診とのことで、八木先生にのみ伝授されるものだそうです。
また八木先生は中国に渡って14年間、ひたすら「傷寒雑病論」という古典の研究をされていたとのことなので(博士課程の題材は「温経湯」だそうです)、次回帰国される際は是非、本場の「傷寒論」について講義してもらいたいと思っています。
次回は「不眠症」について、を予定しています。
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