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3月の臨時休業・営業時間の変更のお知らせ

3月の臨時休業・営業時間の変更

いつもありがとうございます。

少しずつ暖かい日が増えるにつれて、春の予感も近づいてきていますね。

さて3月ですが、以下の日程で臨時休業及び営業時間を変更させて頂きます。

ご予約を希望される方は申し訳ございませんが、以下の日時を避けてご予約いただくようお願い致します。

臨時休業

3月21日(木):春分の日
3月24日(日):研修会参加

 

その他は通常通りの営業となります。

それでは今月もどうぞ宜しくお願い致します。

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漢方薬局開業日記その8〜上海中医薬大学日本校〜

上海中医薬大学日本校で学ぶ

前回は私がなぜ日本漢方ではなく中医学を学んで行こうと決めたのかまでを話させていただいたが、今日はその中医学の勉強の仕方の1つとして『上海中医薬大学』、いわゆる中国の中医薬大学の日本の付属校での勉強について紹介していきたい。

以前にもちらっと書いてあるが、私の宝塚での薬局活動は約二年で終わることになった。

漢方薬局(QOL部門)の経営がヤバいという噂を耳にし、大変なことになる前に転職せざるをえなかったのだ。

しかし、漢方薬局での人員募集というのはとても少なく、あったとしてもとてもではないが暮らしていけるような給料ではなかった。

そこで、とりあえずそこそこの給料のでる調剤薬局に就職を決め、漢方(「中医学」)の勉強は独自にやっていこうということに決めた

独自に勉強するといっても、本を読む意外にどんな方法があるのか全く知らなかったため、一通りネットなどで調べてみたところ、そこでヒットしたのが、いわゆる「中医薬大学の日本校で勉強する」という方法だった。

日本校のある中医薬大学

実はこの「中医薬大学日本校」、みなさんも調べてもらうとわかるが予想以上にたくさんあることに驚かれるのではないかと思う。

  • 「北京中医薬大学」
    「上海中医薬大学」
    「黒竜江省中医薬大学」
    「天津中医薬大学」
    「南京中医薬大学」…

などなど。

このなかで一番歴史が古く、カルキュラムもしっかりしているのは「北京中医薬大学」である。

しかしこの学校があるのは東京

当時私は宝塚から奈良に引っ越したばかりで、さすがに月1とはいえ東京まで通うのは大変なことなので、まずは関西から通える範囲で探し、選んだのは「上海中医薬大学」だった。

理由はずばり「近いから!」

以外は特にない(笑)とりあえずまずは「物は試し」なのだ。

上海中医薬大学日本校における学習内容

「上海中医薬大学」の「学習の内容」を簡単に紹介すると

①添削(レポート提出)による通信教育
②月数回のスクーリングセミナー(主に中医内科学)

の2つに大きく分かれている。

詳しく調べたわけではないので詳細は不明だが、他の中医薬大学もほとんど同じような物だと思われる。

このうち主となるのは①の通信教育、つまり自宅での独自学習である

どのような内容かというと、まずは

「中医医学史」

「中医基礎理論」

「中医診断学」

「中薬学」

「方剤学」

「中医内科学」

「中医婦人科学」

「中医小児科学」

という順番で、各単元ごとに2〜3の課題が与えられ、それを提出し、採点して70点(忘れた)あれば合格というふうな流れで進んでいく。

人によって進むスピードは異なると思うが、大体、約2年かけてこれらを全て終わらせ、全てパスすると「国際中医師試験」という試験を受ける資格がえられる

国際中医師とは?

この「国際中医師」なるものは名称もそうだが少しややこしい。

「中医師」とはなっているが実際は「医師資格」ではないため、もちろん医療行為ができるようになるわけではない

日本で医療行為ができるのは当然ながら医師免許を取得した”医師”である。

つまり、国際中医師免許とは簡単いうと中医学をある程度勉強したという印、証明書のような物(例えばTOEICで満点をとっても英語の先生になれるわけではないが、英語を勉強しているという証明にはなる)だと思っていただければよい。

卒業生の多くはせっかくなのでこの「国際中医師」なるやたら肩書きは格好のいい物を卒業証書代わりにとるというわけである。(まあ私もそのうちの一人であるが(苦笑))

国際中医師が漢方に詳しいとは限らない

ちなみにこの「国際中医師試験」の合格率、ほとんどの学校で95%以上であり、なかには100%のところもある。

では試験はめちゃくちゃ簡単なのか?というとそうではなく、中医学の勉強をしていない者はまず受からないと思ってよい。

上海本校に留学していた時、本科生にテスト問題を見せてもらったことがあるが、難易度自体は本校の問題とほとんど大差ないレベルである。(*本場の中医師国家試験ではなく、定期試験の参考問題集レベル)

ではどうしてそんなに高い合格率なのか?

それはズバリ、「試験問題」と同じ問題の出る問題集があるから

「国際中医師試験」の具体的な中身としては、先ほど紹介した「中医基礎理論」「中医診断学」「中薬学」「方剤学」が各100点、「中医内科」「中医婦人科」「中医小児科」が3科目合わせて100点、これらはマークシート問題である。

あと100点分は弁証論治問題(いわゆる症例問題)の記述式の計600点満点の試験、という風になっており、先の「問題集」は記述以外の計500点分の答えを丸々教えてくれているというわけだ。
※もちろんその問題集自体の問題数は500問ぴったりではなく数千問あるので、どの500問が出るかは不明。

各科目で6割が足切り条件なので記述試験でへまをすると落ちることも考えられるが、問題集をしっかりとやっておけば、もっと言うと全部の問題と回答を暗記しておけばほとんどの人は受かってしまうというわけである。

これが難易度の割に異常に高すぎる合格率の理由である。

なので薬局のホームページで薬剤師紹介の欄に「国際中医師」があるからといって資格がない人よりも必ずしも漢方や中医学に詳しいわけではないということは覚えておいた方が良い。(もちろんメチャクチャ詳しい人もいるので他のホームページの内容なども参考に判断を。逆に言うと「国際中医師」を持っていなくてもメチャクチャ詳しい人は山ほどいる!

どんな資格試験でもそうだが、やはり大切なことは国際中医師試験に受かってからその後どんな勉強をしてきたかである。

上海中医薬大学本校留学(大専班)へ

という風に、大体の方は2年かけて「国際中医師」試験合格を卒業証書として卒業し、おのおの道へ進んでいくわけであるが、実は全課程修了後にもう一つ「暇な物好きのための隠しコース」なるものがある。

それが「上海中医薬大学本校」への留学「大専班」なるものなのだ。

このコースは毎年5人程度集まれば開くことができるのだが、やはり1年間仕事を休んで、しかも中国での生活、ということでなかなか人が集まらない。

私の時はなんとか運良く5人集まったのだが、その次の年は人が集まらず、結局開かれなかったらしい(日中関係も多いに影響するのだが…。)

というわけで次回からはいよいよ「上海中医薬大学本校留学編」をお届けいたします。

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これって花粉症?2019年版。花粉症の主な症状と発症する時期をまとめてみました

花粉症の主な症状は、「くしゃみ、鼻みず、鼻づまり」とされています。

これらの症状は、基本的に鼻から異物が体内に侵入して、それを追い出すための生体反応として起こる反応であると言われていますが、最近は「目の充血」「目のかゆみ」、さらには「咳」なども多く見られます。

一方、花粉症と風邪の諸症状は似ていることも多いので、判断がつかず誤解されることも多いようです。

花粉の種類によっては基本的に年中発症する可能性がありますが、これからの春にかけての季節が最も花粉症の方にとっては厳しく、つらい持期になってきます

今回は、そんな花粉症の主な症状や発症時期についてまとめてみました。

花粉症の3大症状とは?

花粉症の主な3大症状は、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」です。

特につらいのが鼻づまりと言われています。

鼻づまりが原因で起きている症状って?

ここでは、「鼻づまりが原因で起きている可能性がある」主な症状を紹介いたします。

  • ・口が渇く
    ・においや味の判別がつきづらい
    ・咳が出る
    ・不眠になる

それぞれ説明していきます。

・口が渇く

鼻が詰まってしまうと、どうしても口で息をすることになるので常に口が開いた状態となります。

それによって口内が乾き、喉が乾く原因になることもあります。

・においや味の判別がつきづらい

味をみる機能の大部分は、鼻から匂いを感じとることで判断をつけていると言われています。

鼻が詰まっていると、匂いが分からなくなり、味も分かりづらくなると言われています。

・咳が出る

口で息をするので、のどが乾燥したり、異物が喉に直接侵入してきやすくなるため、咳が出やすくなります。

・不眠

鼻づまりのせいで、夜が寝づらくなったご記憶がありますでしょうか。

日中よりも、就寝時は鼻が詰まりやすくなるため、昼間は軽い症状でも、夜に重くなってしまうことがあります。

特につらい花粉症で起こる鼻水、鼻づまりは?

鼻水、鼻づまりは、鼻に侵入してきた花粉を取り除こうとする免疫反応が原因です。

鼻水は、異物を洗い流そうとする働きで、風邪とは異なり、透明でさらっとしていることが一般的ですが、慢性化してくると熱を帯びることで黄色くなったりもします。

鼻づまりは、他の花粉症の症状よりも、あとから発症してくるのが特徴です。

鼻の粘膜が荒れてしまって、鼻の通り道が狭くなることで起こるとされています。言い換えると、本来花粉を追い出すための鼻の機能がきちんと働いていないともいえます。

これらの対策としては、自律神経のバランスに気をつけるため、充分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動とともに、アレルギー専用のお薬なども効果的でしょう。

※詳しくは必ず専門医にご相談ください。

花粉症のくしゃみって?

くしゃみは、花粉症となられた人のほとんどが悩まされるものだと思いますが、鼻の粘膜についた花粉を取り除こうとするために起こる症状です。

花粉症のくしゃみは、風邪とは異なり連続しておこったり、頻度も多くなるのが一般的で、ひどい場合はテッシュ箱を一日で使い切ってしまう方もおられます。

あなたは花粉症? それとも風邪?

「これって花粉症?」
「それとも風邪かな?」

毎年、花粉症の時期になると、多くの人が考えてしまうことですが、花粉症の可能性がある代表的な特徴をご紹介いたします。

※詳しくは必ず専門医にご相談ください。

  1. 1、鼻水がさらっとしていて、粘り気がない
    2、くしゃみの出る回数が多く、頻度が高い
    3、目がとてもかゆい。
    4、涙が出る
    5、発熱や寒気などはない 

※注意!
1~4までにあたり、なおかつ、熱が出たり体がだるかったりする場合は、花粉症と風邪が併発していることもあります。

必ず専門医にご相談し、自分で判断しないようにお願いいたします。

その他の花粉症の症状は?

その他の花粉症の症状として、気管支の粘膜が腫れたり、のどの痛みひどい時には呼吸困難が起こる可能性もあります。

また、皮膚に花粉がついた肌荒れや、耳のなかに花粉が入ることで起こる耳のかゆみ、倦怠感や頭が思いといった全身の症状をともなうこともあります。

花粉症の咳とはどういうもの?

花粉症の3大症状には含まれていませんが、発症する人が多く見受けられる症状の一つに、があります。

これは主に、鼻が鼻粘膜で花粉を食い止めるという本来の機能が失調したため、花粉がより奥の部位にまで侵襲することによって起こります

風邪をひくと咳が出ることは誰でもご存知ですが、咳が出て「花粉症かな?」と考える人はまだまだ少ないと思います。

花粉症ではなく風邪と考えて、風邪薬を飲んでもなかなか治らず、時にはますますひどくなったりすることも聞きますので、気をつけましょう。

花粉症の時期はいつごろが多いの?

花粉症の時期は、原因となる花粉の飛ぶ時期によって、それぞれ発症時期が異なります。

たとえば、スギ花粉のみアレルギー反応となる人は、一応スギ花粉が飛散する時期を気をつければなんとか過ごせる方も多いです。

もちろん本来は花粉に反応してしまう体の方が原因なので、アレルギー反応の出てない時期も体質改善にはより重要な時期でもありますが、かなり複雑になるのでここでは省略します。

代表的な花粉として、スギ花粉ヒノキ花粉ブタクサ花粉などがあり、そのどれかが1年を通じて飛散しています。

ここでは、兵庫県西宮市(関西エリア)で花粉が飛散する時期について、ご紹介します。

関西で飛散する主な花粉の種類は?

スギ花粉、ヒノキ花粉、イネ花粉、ブタクサ花粉、よもぎ花粉など

関西は、2月から3月にかけて飛散するスギ花粉4月にヒノキの花粉量がピークを迎えるなど、主に春の時期に飛散が増える傾向のようです。

一方、よもぎ花粉やブタクサ花粉は、秋に多く飛散しますので、注意が必要です。

※自分がどの花粉でアレルギー反応が起きるのか?などは、必ず専門医にご相談し、このエントリーだけで判断しないようにお願いいたします。

関東や東北、東海や九州の花粉が飛散する時期は?

お住まいの地域によって、飛散の状況が異なります。詳しいデータは、下のサイトに掲載されています。

エスエス製薬の花粉カレンダー
https://www.ssp.co.jp/alesion/allergy/calendar.html

上のデータの監修は、下の先生がなさっています。

日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部感覚器科学分野 教授 大久保公裕先生

大久保公裕先生のプロフィール
http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/supervisor/index.html

花粉症ナビ
http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/about/calendar.html

※ご参考になさる場合は、決して上のサイトだけで判断しようとせず、専門家に相談するようにしてください。

上のサイトデータを参考にまとめたものが、こちらです。

主な花粉の飛散時期(日本のエリア別)

北海道、東北、関東、東海、九州の順に紹介しています。

北海道
ハンノキ    3月~5月
スギ      3月~5月
ヒノキ     4月~6月
シラカンバ   4月~6月
イネ      5月~9月
ブタクサ    なし
ヨモギ     8月~9月
カナムグラ   なし

東北
ハンノキ    1月~6月
スギ      7月のぞく年中
ヒノキ     3月~5月
シラカンバ   4月~6月
イネ      3月~9月
ブタクサ    8月~10月
ヨモギ     8月~10月
カナムグラ   8月~10月

関東
ハンノキ    1月~5月
スギ      8月のぞく年中
ヒノキ     1月~7月
シラカンバ   なし
イネ      2月~12月
ブタクサ    7月~12月
ヨモギ     7月~12月
カナムグラ   8月~11月

東海
ハンノキ    1月~4月
スギ      6月~9月のぞく
ヒノキ     3月~5月
シラカンバ   なし
イネ      3月~10月
ブタクサ    9月
ヨモギ     8月~10月
カナムグラ   9月~11月

関西
ハンノキ    1月~6月
スギ      6月~9月のぞく
ヒノキ     1月~5月
シラカンバ   なし
イネ      12月のぞく年中
ブタクサ    8月~10月
ヨモギ     8月~11月
カナムグラ   8月~11月

九州
ハンノキ    1月~5月
スギ      8月のぞく年中
ヒノキ     3月~5月
シラカンバ   なし
イネ      1月のぞく年中
ブタクサ    9月~10月
ヨモギ     8月~10月
カナムグラ   8月~11月

※ご参考になさる場合は、決して上の内容だけで判断しようとせず、専門家に相談するようにしてください。

その他の花粉は?

日本で飛んでいる、その他の花粉として下のような花粉が挙げられます。

ネズ(ヒノキ亜科)
カバノキ科(オオバヤシャブシ)
コナラ、クリ(ブナ科)
イチョウ(イチョウ科)
ケヤキ(ニレ科)
マツ属
オリーブ(モクセイ科)

出典:花粉学辞典より

花粉別に知っておいた方がいいことは?

スギやヒノキの花粉

現在、日本で最も多いのが、スギ花粉です。全体の約8割を占めると言われています。

スギは、夏場をのぞく年中飛散していることが多く、ピークは2月から4月くらいにかけてと考えられています。

スギ花粉に1ヶ月半くらい遅れて飛散し始めるヒノキ花粉は、近年飛散量が少しずつ増加しています。

スギ花粉が治まるころにヒノキ花粉がまだ飛散しているので、併発している人もいらっしゃるようです。

イネ科の植物

イネ科の植物の花粉は、全国いたるところに飛散していて、基本的に身近な場所にもあります。

春から夏にかけて花粉を飛ばします。

ブタクサなどの花粉

第二次世界大戦のあと、米国から大量に入ってきたブタクサ。こちらの植物の花粉が花粉症の原因の一つとして言われています。

近年では、空き地の減少、積極的な伐採、刈り取りによって、以前よりはるかに少なくなっています。

飛散時期は、8月から10月です。

日常でできる花粉症対策って?

先にあげたように、花粉症の原因は花粉自体ではありません。

花粉自体が原因であれば花粉に晒された人全員が花粉症の症状が出るはずですがそうではありませんよね?

花粉はあくまでも「誘引、つまり「引き金」に過ぎません。

花粉症は異物侵入による身体のアレルギー反応なので、完全に無くすにはアレルギー反応自体を治療、つまり花粉に反応してしまう体質的な「傾き・歪み」を改善しなければなりません。

しかしながら、これはなかなか簡単なことではありません。

ここでは自宅できて自分でできる、簡単な予防方法についてご紹介いたします。

※ご参考になさる場合は、決してこちらの内容だけで判断しようとせず、専門家に相談するようにしてください。

1、花粉をできるだけ避ける

花粉そのものに触れないように心がけましょう。

特に日中、午後の風邪が強い日は、花粉が大量に飛び回ります。

飛散のピークは、昼すぎから午後3時にかけてと言われていますが、その時間の外出はなるべく控えるようにするのもポイントです。

マスクなどをつけ、帽子やゴーグルを着ける、ニット類の服は花粉がつきやすいので注意が必要です。

つるっとした素材の洋服は、花粉がつきにくくベターです。

2、花粉を家のなかに入れない

帰宅時には、必ず服やカバン、体についた花粉を払い落として室内に入るようにしましょう。

また、うがい・手洗いをすることが効果的です。

洗濯物は、部屋干しするか乾燥機をかけます。

布団干しは、室内に入れるときに勢いよく花粉を払い落としてから取り込むようにしましょう。

3、室内の花粉量を減らす

こまめに掃除をし、風邪が強いには、窓を開けて、室内の花粉を外へ出すようにしましょう。花粉を取り除くには、空気清浄機も効果的です。

カーペットや畳のなかに入った花粉は、掃除機で吸い取るようにします。

4、花粉情報を参考にする

テレビやインターネットなどで、花粉の飛散時期を確認しておき、日頃の予定を立てると、準備しやすくなるので便利です。

5、マスクをつける

マスクをすることで、症状が緩和されます。鼻に入る花粉の量が減り、鼻水・鼻づまりがマシになります。

6、保湿を考える

鼻や目、皮膚の粘膜が荒れて、さらに症状がひどくなることあります。保湿のために、飲み物やマスクなどを用意しましょう。

7、目は冷やす

目は、冷やすとかゆみがおさまります。清潔なタオルなどを冷たくして、まぶたの上におくとラクになります。

8、充分な睡眠

疲労がたまってくると、アレルギー反応が起こりやすくなります。充分に睡眠を取るなどして、できるだけストレスや疲労をためないようにしましょう。

9、バランスのよい食事

栄養バランスのよい食事を取ることも大切です。良質なたんぱく質とともに、乳酸菌などが入ったヨーグルトは、花粉症の症状緩和に効果があると言われています。

10、市販のお薬を購入する

市販のお薬をとって、症状を緩和することができます。鼻だけではなく目のかゆみに効果のあるお薬もありますので、薬剤師にご相談の上、自分に合うお薬を選びましょう。

11、病院で診察を受ける

「風邪かな?」と思ってたけど治らないなど、花粉症の可能性がある場合、耳鼻咽喉科やアレルギー科など、病院で診察を受けましょう。

特にひどい症状なら、症状に応じて診療科を選ぶ必要もあります。まずは専門家にご相談ください。

体質改善するなら漢方薬がおすすめです

何度も出てきてましたが、花粉はあくまで”誘引”です。

本当の原因は花粉症の症状を引き起こしてしまう体の中の歪み、傾き、つまりは体質です。

西洋医学は今起こっている症状を改善する力はすごいですが、その起こる原因をあまり重要視していません。

一方で、漢方を中心とした東洋医学は主に体質を重視します。

花粉症を元から断ちたい、根本から解決したい、こんな場合、東洋医学の知識は必ず役に立ちます。

まとめ

今回は、そんな花粉症の主な症状や発症時期、自分でできる予防法についてまとめてみました。

鼻やのど、目などの粘膜についた花粉にアレルギー反応が起きる症状が、花粉症です。

度重なっておきる「くしゃみ」、水のように流れる「鼻水」、「鼻づまり」など、症状が重くなくても、何となく憂鬱な気持ちになります。

飛散の時期や花粉の種類によって、予防できることや緩和できることもあります。

ピークを迎える前に少しでも症状が軽くなるよう、こちらのエントリーが参考になれば幸いです。

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漢方薬局開業日記その7〜中医学との出会い:「方証相対」と「弁証論治」〜』

中医学とは

前回は、私の漢方の勉強は無意識ではあるが「日本漢方」から始まったということをお話した。

今日はその後から始めた「中医学」について話していこうと思う。

日本漢方は口訣による方証相対

「中医学」と「日本漢方」の違いはすでに多くの本やサイトでも紹介されているが、「日本漢方」の多くは「口訣」と呼ばれるもの(例えば〇〇のような症状がみられるときは〜湯を使う)をひたすら覚え、その「口訣」を参考にして一番その患者に合う方剤を探すことが主となる。

「口訣」とは昔の古典(『傷寒論』・『金櫃要略』など)に書かれている方剤を用いる、いわゆる「コツ」のようなものだ。

このようにして処方を決定していく方法を「方証相対」という。

例えば『虚証(体が虚弱)で貧血・腹痛・足冷え・むくみ・月経不順があるものには「当帰芍薬散」を使う』という感じである。

特徴としては、口訣にあるような症状であれば、たとえ病名がどのようなものであってもその方剤を使うことができるので、ある意味取り入れやすい方法と言える。

中医学は弁証論治

一方でその口訣にある症状が「どのようにして起こったか?」という作用機序(メカニズム)は、多くの場合省略されているため(というかわざと省略した)、理論的に説明できないことも多々ある。

実はこの部分を説明する時に「中医学」の知識、具体的には「中医基礎理論」を使うと、日本漢方ではなかなかうまく説明できなかったことがとてもうまく説明することができる

中医基礎理論と聞くと、基礎とか初級の段階の話のように聞こえるかもしれないがそういうわけではなく、中医学を学ぶ上でのすべての土台、つまり”基礎”となる分野であり、方剤を勉強するにも、また中医内科学や中医婦人科学を学ぶ際にも必ず必要となるものである。

この中医基礎理論を用いいて患者さんの状態を判断するし、そこから導き出された方剤や生薬を用いて治療を行うことを”弁証論治”という。

漢方というと迷信やまじないのように思われている方も多いと思うが、実は「中医学」はとても理屈っぽい学問なのだ。

このように書くと「日本漢方は迷信」で「中医学は学問的」と思われる方もいるかもしれないが、単純にそうというわけではない。

日本漢方の達人は中医学の理論を既に理解した上で「口訣」にはあえてそのような詳細の説明は残さず、その他の人が使いやすいように簡素な部分だけを残してくれているのだ。

ただしその肝心な理論部分がわからないまま「口訣」を丸呑みしてしまうと、それこそ「下痢にゲンノショウコ」といった民間療法と大差ないものになってしまう。

日本漢方を高い次元で行うにはやはり「経験」が必須なのである。

冷え症で考える中医学の弁証論治

話が逸れそうなのでもとへ!

私が「中医学」を目指すことになったのはちょうど私の漢方の先生が病に倒れた頃、社長から冷え性の勉強をしてほしいということで「とある本」を読むように言われ、それを読んだのが始めであった。

その本は『家庭でできる漢方① 冷え症』という本である。

この本はその題の通り「冷え症」について書かれている本なのだが、とても論理的で体系的に書かれている。

実はこの論理的で体系的な考え方こそ「日本漢方」ではなく「中医学」による考え方だったのだ。

少し紹介すると、

「冷え症」とは「冷え」が存在している状態である

「冷え」が存在する状態とはどのようなものなのか?

言い換えるとそれはつまり「熱」がない状態のことである

という風になる。

この「熱」がない状態をさらに大きく分けると、
A「熱」自体が少ない場合(量的な問題)、B「熱」は足りているがそれがあるべき部位に供給されてない場合(運ぶ仕組みの問題)となり、これらをさらに細かく分析すると、

Aの「熱」自体が少ない場合は、さらに
①「熱」の産生不足
②「熱」の無駄遣い

B「熱」を運ぶ仕組みに問題がある場合
①「熱」を運ぶ器が少ない
②「熱」を運ぶ器の流れが悪い
③巡りの障害物が多い
④巡りを先導する「気」が滞る

というように冷え」が起こる原因を詳細に分析し、それぞれの分類によって最適の治療法があることを説明しているのが中医学なのである。

先ほど「日本漢方」での「当帰芍薬散」をもちいる時の症状の一つとして「冷え」があったが、そこにはこの「中医学」での分析でなされているような「なぜ冷えているのか?」の分析が詳しくは書かれていない。

経験豊富なベテラン漢方家なら「その奥」を読み取ることができるかもしれない。

しかし我々のような漢方の勉強をはじめたばかりの素人がいきなり「その奥」を読み取れと言ってもそれはなかなかできるものではないのは先に述べたとおり。

経験が未熟な漢方家で、なぜその症状が起こっているのかが知りたい人にとって中医学を学ぶことは非常に有益であると私は考えている。

理(理論)→法(治法)→方(方剤)→薬(中薬)

さらにもう一つ、中医学を目指すきっかけになったことがある。

この本を読んですぐの頃、名古屋で「日本漢方研究会」という「日本漢方」を主とする団体の学会が名古屋で開かれそれに参加した。

その中で「症例検討会」があり、「日本漢方」数人と「中医学」のDr(実はこのDrが先ほどの本の作者!)一人という形で、お互いが与えられた症例に対してどのように治療を行うかのを発表する形式の症例検討会だった。

ある症例に対して「日本漢方」の人たちは「この症例は『小建中湯』の証で〜」とか「過去にこれは『小柴胡湯』がよくきいたので〜」などその症状がどのようにして起こったのかにはほとんど触れず、自分たちの過去の経験を用いて「何かの方剤」に、言い方は良くないが無理矢理合わせているような感じを受けた。

つまり「方剤」と「症状」を相せる「方証相対」である。

一方、その中医学のDrは症例中のそれぞれの症状がなぜ起こったのかを「中医学基礎理論」を用いて分析し、その状態を改善するのに必要な「治療法」を導き、その「治療法」を実現するために必要な「方剤」を選択肢し、その他の症状に合わせて適切な「中薬」を加減する、といったプロセスを細かく説明してくれた。

「理(理論)→法(治法)→方(方剤)→薬(中薬)」、いきなり「方剤」から考えるのではなく、まずその症状から中医基礎理論を用い「証」を決め、その「証」に対する「治療方法(治法)」を導き、「治法」に適応した「方剤」を作り出す

これが中医学最大の特徴の一つである「弁証論治」なのである。

この「症例検討会」を経験することにより、自分には「中医学」の方が適していると確信し、本気で「中医学」を勉強しようと決めたのであった。

 

お知らせ

35歳で妊娠出産する場合のリスクはありますか?

近年、テレビで芸能人たちが40歳を超えて、中には50歳近くで妊娠・出産したというシーンを見たことがある方は多いのではないでしょうか?

もちろんこの話自体はとても素晴らしい話です。

ただ残念ながらみんながみんなそうなるとは限りません。

逆にそのような例はごく一部であり、ほとんどの方で35歳を超えてくると妊娠・出産できる確率はやはり下がることがわかっています。

また妊娠・出産は年齢が上がるにつれ、伴うリスクもやはり大きくなってくる傾向にあります。
※食事に関して編集加えました(2019年2月10日)

流産やダウン症の確率が上がる!

まず流産の確率ですが、やはり年齢が上がるに従って上がってきます。35歳では平均より5%上がっているだけですが、42歳以上では妊娠しても半数が流産になると言われています。

ダウン症の発生率も0.5%と発生率自体は低いですが、割合的には20歳に比べると2.5倍となっています。

※注:数値は出典資料により異なっているため必ずしもこの数値というわけではない

原因は卵子の老化!

最近テレビやマスコミなどでも取り上げられることも多いため、聞いたことある人も多いと思いますが、年齢を重ねると同じように卵子も老化していきます。

さらに一度老化した卵子は二度と若返ることはできません

もちろんお肌のように化粧なんかでごまかすこともできません。

助成金のブログ(不妊治療を支援してくれる助成金ってあるの?)でも少し触れていますが、卵子の元となる原始卵胞は生まれた時から増えることはないと言われています。

他の細胞は赤血球の120日を始め、多くは周期的に生まれ変代わることができますが、卵子にはそれがないため、体のどの細胞よりも長い期間、生活習慣の影響を受けるということになります。

特に活性酸素の影響は大きいと言われていて、老化した卵子の遺伝子は活性酸素によって傷だらけです。

傷だらけの卵子はたとえ排卵できたとしても正常に生長していくことが困難で、妊娠することができたとしても上手く胎児を形成していくことができず、流産したり、生まれたとしても「ダウン症(21番染色体トリソミー)」であったりということが起こるのです。

リスクを避けるにはどのようなことに気をつければいいでしょうか?

まず自然発生的に起こる流産はどうしようもない点は除いてというのが前提の話になります。

自然発生以外の点で染色体異常の可能性を下げる、つまり卵子の老化を防ぐには年齢が35歳未満の方は、今すぐにでも生活習慣を見直したほうがいいでしょう。

具体的には食事・運動・睡眠の3つです。

運動および食事に関してはこちらの記事も参考にしてみてください。

妊活中に避けるべきもの

トランス脂肪酸:マーガリン、ショートニング、スナック菓子など
添加物:人工甘味料、コンビニ弁当などの保存料・着色料の入ったものなど
砂糖:清涼飲料、スイーツ
遺伝子組み換え食品
これらはなるべく少なくしたほうがいいでしょう。

積極的に取り入れるもの

一方で積極的に摂りたいものとしては「粗食のすすめ」で有名な幕内先生の本などで見たことあるかもしれませんが、「まごわやさしい」の食事は不妊症に限らず日本人にはどんな方にとってもおすすめです。

  • ・ま:豆類
    ・ご:ゴマ
    ・わ:ワカメなどの海藻類
    ・や:野菜(緑黄色野菜)
    ・さ:魚
    ・し:しいたけなどのキノコ類
    ・い:芋類

 

最悪の生活習慣、タバコ!

しかしこれ以上に注意するべきものが1つあります。それはタバコです。タバコを吸う人はそれだけで実年齢より卵子は5歳老化が進んでいると考えてください。

タバコの場合はタバコに含まれる有害物質は10年以上排出されないと言われているため、今止めたとしてもなかなか厳しいかもしれませんが止めないよりはマシです。

さらに妊娠しにくいだけでなく、もし妊娠したとしてもタバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が血管を収縮したり、血液中のヘモグロビンと結合することで血流が悪化し、胎児に必要な栄養や酸素が運ばれないことで子宮内胎児発育遅延(IUGR)や乳幼児突然死症候群(SIDS)といった非常に重篤な症状を引き起こすことがあります

またまたご主人が吸っている場合も副流煙にはさらに有害とされている物質も含まれています。これらのことから考えても妊娠を希望される方は夫婦共にタバコは100%やめるべきでしょう。

まとめ

35歳での妊娠出産のリスクについてまとめてみました。

ポイントはやはり“卵子の老化”をどう抑えるか、という点が中心になりましたが、感想としてはやはり不妊に関する情報、知識の欠如は大きな問題のように思われます。

現在の日本では女性の社会進出が進んでいるため、結婚出産の年齢がどんどん高齢化しています。

よって今後35歳以上で妊娠出産される方は増えてくることは間違い無いでしょう。

NHKの取材による7000人のアンケートを基にした大規模調査では、不妊治療の初診患者の80%は35歳以上という結果も出ています。

しかしながらその大半は“卵子の老化”という事実はほとんど知らなかったという方が大半で、52%は45歳まで妊娠できると答えています。

実際は45歳では体外受精をしたとしても成功率は0.6%、なのですが、こういった“年齢と妊娠”“不妊治療の実際”という情報を薬局や病院など医療を提供する立場の方からもう少し積極的に発信していかないといけないですね。

彩り漢方薬局では、子宝相談にこられた方でも必要に応じてこのような「不妊治療と年齢、そのリスク」に関する情報等についても十分な時間をかけて説明していきたいと考えております。

「自分の年齢が妊娠率はどれくらいなのか?」今の治療のリスクはどのようなものがあるのか?」など、気になることがあればどんなことでもいいのでまずはご連絡ください。

 

お知らせ

妊活中にどのような運動をすると効果的なの?

現在、妊活をされている女性の大半の方は「運動不足」の傾向にあります。

これは車・電車での移動など日常生活の利便性に伴って体を動かす機会が少なくなった現代人全員に言えることかもしれませんが、妊娠を希望する年齢の女性層においても多くの方が運動不足であることは間違いないでしょう。

では、運動することで実際に妊娠しやすくなるのでしょうか?
また実際にはどのような運動をすれば効果的なのでしょうか?

結論から言いますと、ほとんどの女性において、いかなる運動であっても、運動することで妊娠する確率は確実に上がります

いかなる運動とはウォーキング・掃除・階段の上り下り・ウェイトリフティングなど心肺機能に影響するものであれば何でもいいということです。

このことはハーバード大学の「看護師健康調査(Nurses’ Health Study)」という非常に信頼性の高い研究調査によって実際に証明されているように科学的根拠に基づく事実です。

つまり最も重要なことは、「どんな運動でもいいのでまずは体を動かすことを始める!」ということなのです。

適度な運動が妊娠にいい理由

先に紹介したように、どんな運動でも、何かしら体を動かことにより、運動する前と比べて妊娠しやすくなります。その理由として考えられるのは主に次の3つです。

  • ①血流の改善
  • ②冷え性の改善
  • ③体重のコントロール

では具体的に見ていきましょう。

①血流の改善

〈筋肉は血液循環に必須!〉

まず①ですが、運動することで筋肉がつきやすくなることは皆さんもご存知ですよね?

この筋肉の役割として重いものを持ち上げたりする役割以外に、「血液を循環させる」という大事な役割があります。

つまり筋力が低下したり、筋肉量がもともと少ないという方は血液の循環がどうしても悪くなってしまいます。

特に現代人は歩くことが少なくなったことで下半身の筋力が低下しています。下半身の血流が悪くなれば当然腰回り(骨盤内)の血流も悪くなります。

〈子宮・卵巣は骨盤内にある!〉

その骨盤内にはどんな臓器があるでしょうか?

そう、子宮です。そして卵巣です。

妊娠に最も重要な臓器である生殖器官は骨盤内にあります。つまり下半身の血流が悪くなるということは子宮・卵巣と言った生殖器官の血流も悪くなるということになります。

〈血流の大事な2つの役割!〉

その血流の役割は大きく分けると
①酸素・栄養を各組織に届ける
②各組織で不要となった老廃物を運ぶ
という2点です。

つまり骨盤内の血流が悪くなると、骨盤内にある卵巣の血流が悪くなり、その卵巣内にある卵子に必要な栄養が届かず、卵子の正常な発育が阻害されてしまうことになります。

〈骨盤内の血流を良くしましょう!〉

こうならないようにするために必要なことはやはり運動です。

特に下半身中心の運動が必須となりますので、足腰を使った運動、まずはウォーキングなどから始めるのがいいと思います。

〈まずはウォーキングから始めよう!〉

ウォーキングの目安ですが、まずは1日30分くらいから始められるのがいいでしょう。

ポイントはただいつも通り歩くのではなく心拍数をいつもより上げることを意識してみてください。

年齢や普段からの体力にもよりますが先のハーバード大学の研究では1分100歩程度のペースを理想としています。

ある程度心肺機能に負荷をかけたほうがより妊娠の可能性を高めてくれるようです。

②冷え性の改善

〈冷えは妊娠の大敵、体を動かして体を温めよう!〉

次に②の冷え性についてですが、妊活されている方の大半は手足かお腹か、その両方、または下半身は冷えるが上半身はのぼせる、などタイプは異なりますが 「冷え」を訴える人がとても多い傾向があります。

理由は様々ですが、その理由の一つとして運動不足も挙げられます。

なぜなら体の熱は主に筋肉で作られるからです。

筋肉量の多い男性の方が「冷え」を訴える人が少ないことからもわかりますよね。

よって冷え性の方は積極的に運動を取り入れましょう。

〈冷え性には漢方薬が非常に有効!〉

また、冷え性には漢方薬が非常に有効です。

漢方で冷え性を考える時は大きく分けると

①体を温める熱が足りない(陽虚・気虚)
②熱は足りているが必要なところに届いていない
というふうに考えます。

さらに②は
・熱を運ぶ器(血)が足りない(血虚)
・器(血)の通り道が渋滞している(瘀血)
・器(血)の通り道を邪魔するものが溢れている(痰湿)
・器(血)を先導する気の流れが悪い(気滞)
というふうに分類でき、それぞれ使う漢方薬が異なってきます。

厳密に言うとまだまだ細かい分類ができますがここではとても書ききれないので別の機会にさせていただきます。

大切なことは、きちんと分類ができれば冷え性に漢方薬はとても有効だということです。運動と併用して服用していただければより効果が得られるでしょう。

③体重のコントロール

〈「妊娠最適ゾーン」へ体重をコントロールしよう!〉

③の体重コントロールは「実際の体重」「BMI」としてリアルな数値として現れるため、“妊娠しやすさ”の指標として大いに役立ちます。

特に BMIが20から24までは「妊娠最適ゾーン」と言われ、排卵障害による不妊のリスクが最も少ないことが先のハーバード大学の「看護師健康調査(Nurses’ Health Study)」の結果として出ています。

〈BMIとは?〉

体重と身長の関数から計算されるヒトの肥満度を表す体格指数で、体の総脂肪量とよく相関することから、糖尿病・高血圧・脳血管障害・虚血性心疾患などの指標としてよく使われています。

またBMIは国内外の研究により卵巣年齢(AMH)、排卵性不妊、骨密度などと相関することが報告されており、そのことから不妊との関連性が指摘されています。

BMI=体重(kg)/身長(m)×2   標準:18.5以上〜25未満

例1) 身長155㎝、体重60kgの場合
60/1・55×2=24.97:ギリギリ標準体重

例2) 身長160㎝、体重80kgの場合
80/1.6×2=31.25:肥満

例3) 身長165㎝、体重50kgの場合
50/1.65×2=18.36:痩せすぎ

〈肥満気味の人は負荷の強い運動を心がける!〉

特に肥満気味な人(BMI26.5以上)で妊娠できにくい人はまずは自分のBMIを「妊娠最適ゾーン(BMI20〜24)」に近づけるようダイエットすることで妊娠の可能性を高めることができます。

これらの方に進める運動として、運動初めはウォーキングもちろんいいですが、体が慣れてくるに従ってより負荷の大きい運動を取り入れていく必要があるでしょう。

例えばジョギング・エアロビクス・水泳・テニスなど活発な運動を少しずつ取り入れることが大切になってきます。

さらにこの項目で重要なことはやはり「食事」です。

今回のブログのテーマは「運動」なのでここでは触れませんが、いくら運動してもそれ以上に食べてしまえば当然まったく意味のないものになってしまいます。

また食べるものも何でも食べればいいのかというとそうではありません。

「妊娠しやすい食事習慣」があるのです。これらはまたブログのテーマが「食生活」の時に詳しくお伝えしましょう!

また忘れてはいけないのが、これらの数値はあくまで統計学的な計算による傾向のため、BMI20〜24であれば必ず妊娠でき、その範囲外では妊娠できないというわけではなく、あくまで“妊娠しやすさ”の指標であることは忘れないでください。

まとめ

この記事で最も伝えたかったことは、

「どんな運動でもいいのでまずは体を動かすことを始める!」

この一言に尽きます。

運動の種類、方法は初めは正直何でも構いません。

ウォーキングから始める人もいれば、テニスが好きな方はテニスをすればいいと思います。

そしてできれば半年(180日)、最低でも3ヶ月(90日)続けてみてください。

この90日という期間は単に区切りがいいからというわけではなく、実際に卵子が体内環境の影響を最も受けやすくなるのが排卵の90日前から、だからです。

つまりこの90日間しっかり運動して骨盤内の血流が良くなれば、その分だけ90日後には質のいい卵子が成熟して排卵してくれることになります。

もちろん血流の質である「食生活」も同時に注意する必要はありますが。

では最後にもう一回、

「どんな運動でもいいのでまずは体を動かすことを始める!」

今日からでも始めてみてくださいね!

彩り漢方薬局では、子宝相談にこられた方全員にこのような「運動の必要性」を始め、「食生活と妊娠のしやすさ」、「西洋医学との併用時の注意点」、「漢方薬を服用するメリット・デメリット」等を十分な時間をかけて説明し、納得していただいたその上で必要な漢方薬・サプリメントを提案しております。

不妊症に関して不明な点や気になることがあればどんなことでもいいのでまずはご連絡ください。

質問コーナーQ&A

Q1:妊活中にやってはいけない運動ってあるの?

A1:あります。

特に痩せすぎの人(BMIが20以下)は運動することで、さらなる体重減少により体脂肪が少なくなると余計に妊娠しにくくなる可能性があります。

スレンダーなモデル体型に憧れ、過度のダイエットをされるている方を時々見ますが、妊娠には不向きです。

またマラソン選手などは生理が止まっている方もおられます。

マラソン選手などプロの人は仕方ないとしても一般の人にはやはりやりすぎは良くありません。

③でも紹介したように、「妊娠最適ゾーン」はBMI20〜24です。痩せすぎも妊娠には良くないのです。

また、着床の可能性がある方もその時期はハードな運動は避けたほうがいいかもしれません。

しかしながら妊娠12週目までは胎児の染色体異常が原因のため、どんなに安静にしてもあまり意味はないという意見もあります。
http://www.sodatsu.com/article/dr_03_01.html

どうしても気になる場合はやはりまず専門家に相談してから決めるのがいいかと思います。

上記以外の方、特に肥満気味の方はやはり積極的に運動をした方がいいでしょう。

もちろん最初は自分のできる範囲内で無理なく行うことが大切です。また日中に体を動かせば夜の睡眠もとても質のいい睡眠になります。

さらにストレスの発散にもなります。睡眠が十分でないと妊娠に必要なホルモンも上手く作られません。自律神経のバランスもとても大事です。

これらの面からも妊活中に運動をするメリットはありすぎるくらいだと思います。

Q2:普段の生活をあまり変えたくないんだけどダメですか?

A2:いい人もいます。しかしダメな人が大半です。

今回の質問の「普段の生活」は各人によって全く異なります。

毎日30分ウォーキングをして、食生活にも気を使い、夜は10時ごろ寝て朝6時に起きる生活が「普段の生活」の人もいれば、毎日家でテレビばかり見て全く運動せず、食事は自分の好きなものだけを食べ、夜は友達と飲みに遊びに行く生活が「普段の生活」の人もいます。

これらの方が上記の質問をされた場合、私は前者には「変えなくていいですよ!」とアドバイスし、後者には「今の生活習慣はなかなか妊娠しにくい生活習慣なのでやはり変えていく必要があると思いますよ!」というふうにアドバイスするでしょう。

しかしながら、妊活で漢方子宝相談に来られる方で前者のような生活の方はとても少ないのが現状です。よって大半の方には生活習慣を少しずつ見直すように指導を行っているため、上記のような回答になります。

お知らせ

立春ですね!

皆さまこんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

昨日は節分でしたね。

豆まきしましたか?「節分」という言葉はもともと、季節のわかれ目を意味するもので、4つの季節の変わり目である「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれの前日を節分と呼んでいました。

その中から立春だけを「節分」と呼ぶようになった由来は、昔は今のお正月ではなく立春から1年が始まっていたため、だそうです。

今でいう大みそかに当たる節分の日に、邪気を払って新しい年を迎えるための行事が「節分」なのです。

子供の頃から何となくやっていた『鬼はー外!福はー内!」にもそんな由来がちゃんとあったのですね。

鬼がやってくる時間は節分の夜だといわれているので、豆まきは節分の夜に行います。家族の豆まきといえば、パパが鬼のお面を被って子どもが豆を投げるイメージがありますね。私の家でも昨夜はパパが可哀想に子供達に思い切り豆をぶつけられていました。(娘は特に容赦なかった

本来は豆まきをするのは一家の長の役目とされています。年男や年女、厄年の人が行うのも良いそうですよ。

そして今日は『立春』です

まだまだ寒い2月の初めですが、暦の上では今日からが春になります。

春になると自然界で草木が芽吹き、動物は冬眠から目覚めます。

同じように人間の体も徐々に新陳代謝が活発になり心や体に溜まった老廃物を外に出すデトックスの季節になります。

肌荒れ、湿疹、ホルモンバランスの乱れ、など感じやすくなります。また気持ちや自律神経にも影響が出てイライラしたり落ち込んだりする事があります。

春のトラブルは冬の間に隠れていた不調が、あらわれたものです。まずは焦らず、ゆっくり徐々に生活習慣、食習慣を整えていきましょう。

まず最初におススメなのは、少しずつ早起きすること。冬の養生のコツに『早寝遅起き』とありましたが、季節の進みと共に、日に日に日の出が早くなってきました。

なので、まずは少しずつ起きる時間を早めて起きたら日光を浴びてみてください。

次回は春の養生の服装や食事についてお話しますね。

お知らせ

2月の臨時休業・営業時間変更のお知らせ

2月の臨時休業・営業時間の変更

いつもありがとうございます。

まだまだ寒い日が続きますね。

今年は花粉の飛散が例年より早めなのか、すでに何名か花粉症の方が来られています。

飛散がピークを迎える前に漢方薬で対応しておくと、ピーク時がかなり楽になりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。

さて2月ですが、以下の日程で臨時休業及び営業時間を変更させて頂きます。

ご予約を希望される方は申し訳ございませんが、以下の日時を避けてご予約いただくようお願い致します。

臨時休業

2月11日(月):建国記念日
2月24日(日):研修会参加

営業時間の変更

2月20日(水):17時まで(予約受付は16時まで)

その他は通常通りの営業となります。

それでは今月もどうぞ宜しくお願い致します。