お知らせ

年末年始の営業及び発送についてのご案内です

皆さまこんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

冬至もクリスマスも終わり、あっという間に年の瀬になりましたね。

年末には日本列島に寒波がやってくると予報されています。どうかご体調を崩さないようにお気をつけてくださいね。

今日は年末年始の営業時間のご案内です。

彩り薬局では12月31日〜1月3日まで年末年始休みをいただきます。

年内の発送業務に関しましては、12月30日午前中までの承りとさせていただきますが、年末の郵便配達事情により到着が通常よりも遅れる場合がございます。

また、製薬メーカー、卸業者さんの年末年始休業に伴いご希望のお薬がご用意出来かねる場合もございます。

合わせてどうぞご了承ください。

新年は1月4日から営業させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

【年末年始の営業】
12月29日(土):10時〜19時まで
12月30日(日):10時〜16時まで (発送希望の方は12時まで)
12月31日(月):休み
1月 1日(火):休み
1月 2日(水):休み
1月 3日(木):休み
1月 4日(金):10時〜19時まで
1月 5日(土):10時〜19時まで
1月 6日(日):10時〜16時まで

 

お知らせ

毛細血管は増やせる!〜睡眠の改善 〜

毛細血管を増やすための睡眠

皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

前回お話した、私の「ざんねんな毛細血管」ですが、色々と本などを調べていると、毛細血管ケアと血流アップは出来る!ということが分かりました。

毛細血管を復活させ増やすためは、毛細血管に血流が行くようにすることと、血流自体をアップすることが最大のポイントとなります。

そのためには、副交感神経を優位にして、毛細血管が開く時間を確保することが大切で、適切なストレス対策を行った上で、正しい睡眠をとることが大事になってきます。

正しい睡眠のとりかた

この正しい睡眠には、睡眠時間の長さだけでなく、何時に寝るかという自律神経のバランスが非常に重要になります。

自律神経は、日中は交感神経が優位になり、夜の睡眠時には副交感神経が優位になります。

このバランスが崩れると、寝ている間に毛細血管の修復がうまく出来なくなり、日中の活動力も低下してしまいます。

日中=交感神経優位
夜中=副交感神経優位

ですので、睡眠時間足りてるから大丈夫!ではなく、自律神経のバランスが整った良い睡眠をとるために、夜には副交感神経が優位になるようにゆったりくつろいで、質の良い睡眠を心がける事が大切です。

理想は寝る1時間前くらいに入浴し湯船でリラックスした後、テレビやスマホを見ずに間接照明で過ごすことです。

心血虚による不眠(目が覚めやすい、夢が多い)

私は寝つきはいいほうなのですが、寝ている間ほぼ毎日いろんな夢を見ていました。

そして朝起きた時も、疲れが残っている事もしばしば。

睡眠時間はたりているはずなのに、日中、どうしようもなく眠くなる時があります。

これを漢方的に解釈すると、夢を見やすい、昼間強い眠気があるというのは、血が足りていない、「血虚」の典型的な症状だったのです。

もう少し詳しく言うと”心(西洋医学の心臓というよりはココロとか精神の意味合いが強い)”に必要な血液が足りていない「心血虚」という状態になります。

このような心血虚には「帰脾湯(きひとう)」や「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」など、よく使われる有名な漢方薬がありますが、処方するポイントがそれぞれ違いますので、漢方薬を服用したい場合はまずは専門家に相談しましょう。

このブログをご覧の方にも、私と同じように、寝ているのに冷えや疲れが取れないなどの症状が出ている方は、もしかしたら、毛細血管ケアが必要かもしれません。

まずは今夜からでも、ご自分の睡眠状況を意識してみるのもいいかもしれないですよ!

 

お知らせ

ゴースト血管!? 〜ショックだった私の毛細血管〜

毛細血管は健康と美の要!

皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

昨日お話した、毛細血管のお話の続きです。

今こそ声を大にしてお伝えしたい!

毛細血管は健康と美の要だ

すみません、なんか熱くなってしまいましたね。

というのもですね、ぜひとも皆さまにも血流、そして毛細血管について関心を持っていただきたいからなんです。

ゴースト血管

私も今から1年前、彩り薬局に初めて来た時この毛細血管スコープで自分の毛細血管画像を見せてもらいました。

すると、そこには健康的な毛細血管とは程遠い私の毛細血管ツブツブのキウイの種みたいな画像が写っていました。

ヘアピン状はおろか、蛇行さえしていない、血管が消えかけで点々とした状態だったのです。

いわゆる、最近テレビなどでもよく言われているゴースト血管と言われる血管でした。

ゴースト血管についてはこちらのブログにも解説があります。
https://www.irodori-kanpou.com/irodorikanpoublog/20180401/1357/

ゴースト血管は未病の原因にもなる

40代になってからやたらと疲れやすい、冷え性になってきた、もしや血流悪いんじゃ?

でも、血液検査はコレステロールや中性脂肪も全く問題ないし、少し貧血気味なだけでは?

などと思っていたのですが、じつはこのゴースト血管が原因だったようです。

病院の血液検査では、採血された血液中の赤血球や白血球、ヘモグロビン、コレステロール、中性脂肪、その他各臓器の指標を示す値はわかるのですが、その人の血流がどんな状態で流れているかを知ることは出来ません。

つまり、血液成分にはなにも問題がなくても、その血液を体のすみずみに届けるための血流が悪ければ、手足が冷えたり、疲れやすかったり、といった症状が起きてきてしまうのです

自分ではお酒も飲まないし、食生活も規則正しくしていたのでまあまあ健康だろうって思ってたんですが、実は血流がすごく低下している状態だったのです。

しかし画像ではっきりと確認できたことによって、別に貧血でもないのに疲れやすいことや手足が冷たい冷えの原因が、毛細血管血流の悪さによるものだと納得でき、モヤモヤした体調不良、俗に言う「未病」の原因であったと腑に落ちました。

では、この消えかけ毛細血管、つまりゴースト血管をどうしたら改善できるのか?

これについては、次のブログでお話していきます。

お知らせ

漢方相談について〜毛細血管って見れるんです〜

皆さまこんにちは

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

アナログイメージの強い漢方相談ですが、彩り漢方薬局では、漢方特有の「四診」に加えて2種類の現代医療機器も合わせて患者さんの体調・体質を調べていますと、前回お話させていただきました。
前回ブログはこちら↓↓↓
https://www.irodori-kanpou.com/irodorikanpoublog/20181220/1761/

まず一つはコロトコフ血圧血流計でしたね。これは心臓から太い血管に流れる血液の量や流れをデータで見ることができるものです。

毛細血管スコープ(血管美人)について

そして今日お話するのは、体のすみずみに張り巡らされている毛細血管の血流を実際に見ることができる毛細血管スコープ、「血管美人」についてです。

【測定部位は爪の付け根!】

この機械では、専用オイルを塗った左手薬指先の爪と肌の境い目をレンズの下に差し入れるとリアルタイムに毛細血管の形やその中を流れる血液の様子をモニターで見ることができます。

元気な毛細血管は指先でヘアピンのようにUターンしており血管壁の厚さも一定で色もくっきり見えます。

一方ダメージを受けている毛細血管は、形がいびつだったりグニョグニョ蛇行していたり、血管の壁も太くなっていたりしています。

さらに劣化していくとやがて血流が無くなり血管自体が消失してしまうゴースト血管!になっていくことも。

毛細血管について

毛細血管は体のすみずみに行き渡っていて全血管のおよそ99%を占めていると言われてます。

また人の体には60兆個の細胞があると言われおり、その一つ一つに酸素や栄養を届ける役割をしています。

毛細血管の状態が悪くなると、冷えなどの状態を引き起こしたり、新陳代謝が悪くなり、シミやシワなどの肌トラブル、老化現象の悪化、さらには高血圧や糖尿病、心筋梗塞などの大病のリスクが高まります。

毛細血管は45歳ごろから減少すると言われているので、今までと同じような生活習慣や食事内容を続けていると、毛細血管の状態がどんどん悪化する可能性があります。

なんだか脅かすような事ばかりですみません。

でも、ご自分の体調の悪さの原因を目で見て意識をしていただくことで、体調を取り戻すきっかけにしていただければと思います。

次は、ダメージを受けてしまった毛細血管に元気を取り戻す方法についてなどお話させていただきますね。

お知らせ

西宮で不妊治療を支援してくれる助成金ってあるの?

不妊治療には助成金があります!

(※2018年12月20日に情報更新いたしました)

すでに不妊治療を始めている方はご存知のことかもしれませんが、不妊治療には助成金があります

ご存知でなかった方はここで覚えておきましょう!

日本で行なわれている不妊治療(特に体外受精などの高度不妊治療)の多くは医療保険が適応されません。

よって大半の治療が全額自費負担となるため、不妊治療における経済的負担は思っている以上に重いものとなりがちです。(株式会社バズラボの調査によると妊娠までの平均治療費は140.6万円平均治療期間は25カ月という結果が出ています。)

http://www.buzzlabo.co.jp/12053101.pdf

そのため、国や各自治体では2004年から特定不妊治療費助成事業として高度生殖医療である「体外受精」「顕微受精」を受けている方を対象に、助成金を受けることのできる「特定不妊治療費助成制度」を設けています。

しかしながら、不妊治療を受けている方全員が助成金の受給対象になるかというとそうではありません。

治療内容、治療年齢、助成を受けた回数、治療を受けた医療機関などの各条件を満たしていないと受けられないこともあります。

ちなみに特定不妊治療とは卵子と精子を人工的に受精させる「体外受精」「顕微授精」のことを指します。

注意点として、「人工授精(AIH)」は特定不妊治療にはならないので助成金の対象外となります。

ではどのような不妊治療を受ける方が助成金の対象になるのか?

当薬局のある西宮市を例としてみていきましょう!

助成金の対象者とは

条件として以下の(1)〜(4)全てに該当する必要があるようです。

  • (1)西宮に住所を有する法律上の婚姻をしているご夫婦
  • (2)特定不妊治療以外の治療法では妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断されている方
  • (3)指定医療機関で特定不妊治療を受けた方
    *治療開始時に法律上の婚姻をしているご夫婦である必要があります
  • (4)夫婦合算した前年(1月〜5月までの申請の場合は前々年)の所得額が730万円未満

 

西宮市の指定医療機関はどこ?

現在以下の5つの病院、クリニックが指定医療機関として指定されています。

●兵庫医科大学病院 産婦人科
http://www.hosp.hyomed.ac.jp/clinic/department/obstetrics_gynecology.html

●医療法人 明和病院 産婦人科 http://meiwa-hospital.com/outpatient/departments/obstetrics.html

●医療法人社団 スギモトレディースクリニック
http://www.sugimoto-clinic.com

●医療法人社団 徐クリニック
http://www.joclinic.jp/index.html

●すずきレディースクリニック
http://www.asahi-net.or.jp/~yc4y-szk/

●レディース&ARTクリニック サンタクルス
http://www.santacruz-art.com

※「医療法人 明和病院」は平成28年4月1日より指定医療機関ではなくなったようです。代わりにレディース&ARTクリニック サンタクルスが平成30年11月21日より追加となっています。

西宮市はこの5つが指定医療機関となっているようですが、他の市や他の都道府県の病院、クリニックでもその該当自治体の指定医療機関となっていれば指定医療機関としてみなすようです。

逆に西宮市であっても上記5つ以外で特定不妊治療を受けた場合は助成金の対象とはならないので注意が必要です。

他の都道府県の指定医療機関は厚生労働省のホームページから確認することができます。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/iryou-kikan/index.html

所得算定方法について

下記アドレスで詳しい計算方法が載っていますが、注意する点は

  1. ①“収入”ではなく“所得”であること
  2. ② 夫婦の合計額であること

この2点です。

よって、たとえ夫婦の年収合計が730万を上回っている場合でも、控除額にもよりますが受けられる場合が多いと思いますので、一度保健所に確認してみてください。
http://www.nishi.or.jp/contents/0001407100030006600175.html

助成額はいくら?

助成金の金額は、基本的には不妊治療1回につき15万円となりますが、平成28年1月20日以降に終了した治療に関しては、初回申請の治療に限り30万円が上限として支給されます。

また特定不妊治療のうち男性の不妊治療(精子を精巣または精巣上体から採取するための手術)を行った場合も、1回につき15万円まで助成金が降りるようです。

なお全ての治療内容はどのような治療を行ったか治療区分が分けられており、区分によっては7.5万円しか出ない場合もあるので、必ず以下の治療内容区分表で確認しましょう。
http://www.nishi.or.jp/media/2015/chiryounaiyou-kubunn.pdf

助成金の制度変更によって変わったところは?

平成26年度4月1日以降、国の制度改正に伴い助成の対象範囲が変更になっています。大きな変更点は以下の3点となります。

  • ①年齢制限ができたこと(43歳上は支給対象外)
  • ②通算の助成回数が変更になったこと(旧制度は10回、新制度は最大6回)
  • ③年間助成回数の制限解除(旧制度は年間2回、新制度は無制限)

治療を始めた時期や40歳までに受けた回数、通算治療期間などによって残りの治療回数がかなり変わってきます。

下記のPDFで自分でも確認することもできますが、非常にややこしいのでやはりまずは自治体に確認していただくことをおすすめします。↓↓↓
http://www.nishi.or.jp/media/2013/26kaisei-annnai.pdf

〈変更によるメリットは?〉

一番大きい点は③の年間助成回数の制限解除です。

特に年齢の高い方(40歳以上)にとっては非常に大きいメリットだと思います。

理由は “卵子の老化” です。

あまり知られていないことですが、卵子というのは生まれた時から数が決まっています。

一番多いのはまだお母さんのお腹にいる頃で約700万個、生まれた時にはすでに200万個に減り、初潮の頃には30万個まで減ってしまいます。その後は毎月1000個ずつ減っていき大体の方が40後半に閉経となっていきます。

このことからもわかるように40歳を超えてくると多くの方はほとんど卵子が残っていないため、できるだけ年齢の低いうちに高度生殖医療(体外受精・顕微受精)を受ける必要があるのです。

今回の改正で今までは最大年2回までという縛りでしたが6回までチャンスが増えることになったのは体外受精を希望する方にとってはやはり大きいメリットと言えるでしょう。

〈変更によるデメリットは?〉

デメリットとしては43歳という年齢制限ができたことが挙げられます。

治療を受ける女性のうち約3割が40歳を超えている日本では当然43歳を超えても治療を希望される方もそれなりに多いと思われるので、その方々にとって年齢制限がもうけられたことはやはり大きなデメリットとなってしまっています。

また通算回数が10回から6回に減ってしまったことも当然ながら大きなデメリットとなっています。

申請方法は?

以下の(1)〜(5)の必要書類を揃えて西宮保健所健康増進課・各保険福祉センターへ提出する必要があります。

男性不妊治療費が含まれる場合は西宮保健所健康増進課のみの受付になるようなので注意が必要です。

(1)西宮市特定不妊治療助成事業申請書(夫婦別々の印鑑が必要)〔様式第1号〕
(2)西宮市特定不妊治療費助成事業受診等証明書(主治医が記入)〔様式第2号〕
(3)領収書原本(保険外診療分の領主所で(2)の領収年月日及び領収金額と一致するもの)
(4)西宮市に居住する法律の夫婦であることを証明する書類
(5)夫と妻の「市民税・県民税(所得・課税)証明書」

それぞれ西宮市のホームページからダウンロードできます。↓↓↓
http://www.nishi.or.jp/contents/0000256000030006600175.html

まとめ

以上、西宮市を中心に不妊治療における助成金について見てきましたが、他の自治体では異なることもあると思われるので、それぞれ各自治体にまずは問い合わせてみてください。

兵庫県は現在ないようですが、他県では県と市の両方から助成金が支給される県もあるようです。また漢方薬局での漢方薬や健康食品は当然ながら対象外となります。

最後に、助成金とは関係ありませんが、体外受精・顕微授精を行う場合でも当然ながら食事・運動・睡眠などの生活習慣の改善は必須です。

※運動に関してはこちらを参照 ↓↓↓
https://www.irodori-kanpou.com/irodorikanpoublog/20160406/137/

精子と卵子が出会う確率は体外受精によって高くなるかもしれません。

しかしながら卵子の質というのは体外受精であれ自然妊娠であれ、特に変わることはありません。

また体外で作られた胚を戻す場所である子宮内の環境が悪ければ当然流産や着床がうまくいかない原因にもなります。

体外受精・顕微授精はあくまで精子と卵子が“出会う場の提供”であって、精子と卵子の“質”の改善に関してはあまり関連していないことを忘れないようにしましょう。

彩り漢方薬局では、子宝相談にこられた方でも必要に応じてこのような不妊治療の助成金等についても十分な時間をかけて説明していきたいと考えております。

不妊症の助成金に関して不明な点や気になることがあればどんなことでもいいのでまずはご連絡ください。

お知らせ

漢方相談の流れ(コロトコフ血流計)〜彩り漢方薬局の秘密兵器〜

コロトコフ血流計について

皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

漢方相談の流れで、「問診」「望診(舌診)」「脈診」とお話してきましたが、残るは「聞診(ぶんしん)」です。

これは声の大きさを聞いたり、匂いを嗅いだりして患者さんの全身状態を知る方法です。

お話しすることで、声の感じなどはわかるのですが、実際に匂いを嗅いだりは、あんまりしないですね。

なんだか、話を聞いたり舌を見たりってずいぶんとアナログ…とお思いになりましたか?

安心してください!

中医学の生まれた二千年前ならいざ知らず、平成も終わろとしている現代では簡単便利な検査機器もあるのですから、それを使わない手はありません。

彩り漢方薬局では、実際に数値や画像で患者さんの血流を知ることができる2種類の医療機器も診断や薬の効果判定に活用しています!

コロトコフ血流計でわかること

まず一つ目は、コロトコフ血流計です。

両腕の肘上部のところきカフを巻き、上腕の太い血管の血流を測定することが出来ます。


実際の測定の様子

この状態で約1分間、計測します。

これによって、最高最低血圧、脈拍、動脈硬化係数、抹消血管抵抗指数、基礎代謝率、血管年齢、一分間に心臓から送り出される血液量、そのほか全部で18項目のデータが数値と分かりやすいグラフで知ることができます。

具体的には以下のような数値はすべて計測可能です。

  1. ①血圧値(最高・最低・平均・脈圧)
  2. ②脈拍数
  3. ③TP-KS(動脈の弾力性)
  4. ④抹消血管抵抗
  5. ⑤心負荷指数
  6. ⑥BMR(基礎代謝率)
  7. ⑦SV(心臓が1回の拍動で送り出す血液量)
  8. ⑧CO(心臓が1分間の拍動で送り出す血液総量)
  9. ⑨血管年齢
  10. ⑩血流イメージ
  11. ⑪血流グラフ・・・など
  12. つまりこの機器を使用することで、患者さんの”血液の流れと量”についてのほとんどの情報を知ることができます。

これらの数値がわかることで、

  • ①血が足りていないことによるものなのか
  • ②血は足りているが流れが悪くなっていることによるものなのか
  • ③血が不足もしてさらに流れも悪くなっていることによるものなのか

といった患者さんの現在の状態を判断をすることができるのです。

コロトコフ血流計でわからないこと

一方で、コロトコフ計の数値だけではわからないことも当然あります。

それが、漢方・中医学でいうところの”気”と”水”についてです。

漢方・中医学では”血”だけでなく、”気”、”血”、水”(津液)”すべてがしっかりと全身にめぐらされている状態を健康としています。

つまり、コロトコフ計の数値がいい点数であっても、あくまで”血”に関しての情報だけなので、他の2つの要素である”気”と”水”がしっかりと巡っていなければやはり体調不良が起こってしまうのです。

これらの異常は、このような機器でなく、基本的には昔ながらの漢方・中医学の四診で判断しないといけないので、やはりどちらの診断法も大切なんですね。

まとめ

このように彩り漢方薬局では、漢方・中医学独自の昔ながらの四診だけでなく、コロトコフ血流計という最新の医療機器を用いて患者さんの状態を診ています。

そして、初回だけでなく、来店いただく毎に測ることにより、薬の効果を自覚症状の主観だけでなく、数字やグラフなどにより知る事が出来るのです。


100点満点の100点です!

では、次回は、もう一つの秘密兵器について詳しくお話しますね!

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漢方相談の流れ(脈診) 〜脈を拝見〜

漢方相談の切診(脈診)について

皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

前回までのブログでは漢方特有の「四診」のうち、問診、望診(特に舌診)についてお話してきました。

今日は「脈診」についてです。

脈診からわかること

四診のなかには「切診(せっしん)」と言って手で直接触れて脈やお腹の状態を診る方法があります。

お腹の診る腹診は日本の漢方独特のもので、中医学ではあまり行いません。

彩り漢方薬局は中医学をベースにした薬局なので、患者さんの脈に触れる「脈診」を行います。

病院のお医者さんも手首に軽く指を当てて脈をはかりますね。あれは脈の速さやリズムを診ています。

中医学の脈診では、患者さんの左右の手首の6箇所の部分の脈に触れることにより、体の中のどの臓腑がどのようになっているかを脈診から読み取っています。

私は漢方の勉強ではまだまだ新米でさっぱり分からないのですが、中医師である秋山先生は患者さんの両手首の脈の触知の部位、脈拍数、脈の不整、力強さ、大きさ、流れなどを診ているのです。

そしてその左右手首六ヶ所の脈はそれぞれ体の中の臓腑(この場合の臓腑とは西洋医学的な内臓とは異なります)と対応させることができるので、患者さんの不調の原因がどこにあるのか、などを探ることかできるのです。

問診して、舌を拝見し、その後サクッと左右の脈をみているのは、そういうわけなのです。

右の手首を触って、脈が見つからないから左の手首を、ってわけではないのです。

脈を拝見させていただくときは、どうぞリラックスして脈診受けてくださいね。

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漢方相談について 〜望診:舌を見せてください〜


皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

前回は漢方相談の流れについて知っていただくために「問診」についてご説明させていただきました。

2回目の今日は、「四診」という漢方特有の四つの診断方法のうちの「望診」についてご説明しますね。

望診とは

望診とは、顔色目の力爪の色や薄さ皮膚の様子姿勢体の動きなど、実際に自分の目で見た情報から患者さんの状態を診断することをいいます。

漢方が生まれた時代というのは2000年以上も昔のこと。

そのため、現代とは違いレントゲンやCTのような体の中を見る検査機器はもちろんありませんでした。

そこで、漢方家は患者さんの顔色、表情、体格、舌の状態、声の様子、匂い、脈の状態などを、実際に見る、聞く、嗅ぐ、触る、問うという手段(四診と言います)を用いて得た生の情報によって患者さんの「証」を診立てていました。

その中でも「望診」という、目で見る診立ての方法からは、とても多くの事が分かります。

望診の中心は舌診!

望診の中でも特に重要とされているのが「舌診」です。

なぜなら顔色はメイクなどにより分かりにくいこともありますが、舌はそのままの体内の状況を素直に反映しているからです。

つまり、なかなかごまかしが利きにくいのですね。

具体的には、舌の色大きさ舌表面の苔舌の裏側の静脈舌の動き、などから、体の中の臓器の異常がどこにあるのか?または気・血・水の流れなどに異常はあるのか?などを判断していきます。

舌診における注意点

しかしながら舌診を行うときに注意点もあります。

それはライトや照明の明かりの具合によって、舌の色合いが微妙に異なってきてしまうため、診断するときの条件をなるべくいつも同じにする必要があるということです。

昼と夜では同じものでも見え方や色合いが変わりますよね?

色合いが正確でなければ、診断が正確に行かないことも十分にあります。

そのため、彩り漢方薬局では、実際に歯科医師が使用するペンライトを使用して光の明るさを常に一定にしているのでより正確な舌診が可能です。

もう一つの注意点として、飲食後の舌診はあまり当てにならないというのも大事なポイントです。

以前、ある患者さんで舌苔が急に黄色くなっていたので、「何か体の中で熱が発生しているのかな?」と思ったところ、実際は昼にカレーを食べただけだった、ということがありました。

なので、漢方相談を受けるときは、2時間くらい前からはなるべく飲食をせずに来ていただくことが望ましいです。

まとめ

以上、漢方相談における望診(舌診)についてまとめてみました。

舌を見るだけでも本当にいろいろなことがわかるので、舌診の大切さが少しでも伝われば幸いです。

なので、初めて来た漢方薬局で、あれこれ「問診」された後「ちょっと舌を見せてください」とサラッと言われても、ギョッとなさらず、恥ずかしがらず舌を出してくださいね。

漢方相談で、舌を出していただくのにはこんなワケがあるのです。

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漢方相談における問診について 〜まずは知ってほしい漢方相談の流れ〜

漢方相談の流れについて(問診)

皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

皆さんの周りで、漢方薬局で相談してお薬飲んでる方って多いですか?
あんまり、いないですよね。

漢方薬局、気になるけど、どんな所なんだろう?

高い?

買わされる?

どんな事をしてもらえるの?

このホームページをご覧の方にも、漢方は気になるけど、いざ予約となると二の足を踏んでしまう方がいるかもしれません。

ですので、まずは彩り漢方薬局の漢方相談についてお伝えしていきたいと思います。

まずは問診票を記入する

漢方相談では、まずはじめに問診票をお書きいただきます。

初めて行く病院や薬局でも書かされることの多い問診票ですが、まずはお名前や性別、生年月日、年齢、職業、ご連絡先などの基本的な情報欄を記入し、その下にある既往歴や今飲んでいる薬の有る無し、アレルギー、それと、今日診てもらいたい症状(主訴)について書いていきますよね。

漢方相談の問診でもまずその辺りをうかがうのですが、漢方薬局ではそこからまだまださらに問診は続きます。

ここから伺う問診ではあなたの体質をしっかり知るための問診なのです。

ここからが本番!と言えるかもしれません。

まずは、

  • 暑がりなの?寒がりなの?
  • 冷え性だとどこが冷える?
  • 手足ですか?お腹ですか?下半身ですか?
  • 口は乾きますか?
  • 飲み物は飲む方飲まない方?冷たいのと温かいのどちらを飲みますか?
  • 目が疲れやすいとかはありますか?
  • 眠りはどうですか?寝つきやすい?途中目がさめる?よく夢は見ますか?
  • むくみはありますか?どこがむくみますか?顔ですか?あしですか?
  • 汗はかきますか?
  • 肌の調子はどうですか?
  • 乾燥してる?吹出物は出来やすい?
  • トイレについてはどうですか?
  • 食事については?
  • 女性なら生理について、、、などなど。

結構な量の質問をしていきます。

時間にすると20〜30分くらいでしょうか。

これじゃ、取り調べやん!てほどですね。

もちろんガンガン矢継ぎ早に聞き取っていくというよりは、さりげなくお話していく中で上手いこと聞いていきますので、あまり問診されている感じはしないかもしれませんね。

こんなにあれこれ聞くには訳があって、漢方では、患者さんの治療、薬を決める時にまず患者さんの体質を見極めることが非常に重要になります。

西洋医学では検査の結果から病名診断がなされそこから治療法や薬を決めていくのですが、漢方医学では患者さんの体質(これを「証」と言います)を診て、証に合った漢方薬を処方します。

同じような症状でも、証が違えば使う薬も変わってきます。

ですので漢方相談ではじっくりお話し、その方の体質「証」を、見極める時間が必要になってきます。

何でこんなに色々聞かれるの?にはちゃんとわけがあるのです。

初めての場所でいきなり色々聞かれるのが、もし苦手だなぁとお感じの方は来店される前に少し、いつごろから症状があるかや、ご自分の体調(生理のことなど)や生活などをメモしておいでになっていただくのもいいとおもいます。

長くなりましたので、次回は問診の次はどんな事をするの?のお話しをしていきたいとおもいます。

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卵管閉塞が原因の不妊症が漢方薬で改善した症例

ご存知のかたも多いかと思いますが、不妊症の原因は、排卵因子、卵管因子、子宮因子、男性因子、その他、と非常に多岐にわたっています。

今回説明する症例は”卵管閉塞”という卵管因子が原因の不妊症の方が、漢方薬を飲んで、無事、妊娠出産された症例です。

卵管閉塞による不妊症の多くは、西洋医学においてはやはり体外受精の適応となることが多いですが、漢方・中医学による治療を単独、もしくは西洋医学との併用で行うことで、より改善が期待できます。

卵管閉塞による不妊症の西洋医学的治療は?

現在、卵管因子が原因の不妊症の治療は、卵管の閉塞の程度にもよりますが、軽度の場合は卵管形成術という手術による治療法が選択されることが多いです。

しかしながら、手術の適応と成るには、ある程度の長さの卵管が残っていて、なおかつ機能的な障害が少ないことが必要条件となります。

そして、もし高度に卵管閉塞が進んでいる場合には体外受精・胚移植(IVF-ET)の適応となる場合がほとんどです。

漢方・中医学における卵管閉塞による不妊症の治療例

一方、漢方・中医学では卵管閉塞による不妊に対してどのような対応をするのでしょうか?

今回は、上海の婦人科で非常に有名な老中医である”蔡小荪”の医案から一例ご紹介したいと思います。

《33歳女性の卵管閉塞による不妊症の治療》

2003年1月7日初診

不妊治療歴は7年。2002年秋に病院にて卵管造影を行ったところ、両方の卵管采周囲に癒着あり。恐らく骨盤内の炎症が原因とのこと。

【月経】:15歳で初潮、出血期間は4〜7日、月経周期は28〜30日と正常で、月経時に少し腹痛があり。月経前に胸の張りや頭痛がある。

【帯下】:帯下(オリモノ)の量は普通で色も問題なし。

【男性因子】:精液検査異常なし。

【弁証(診断)】:肝腎陰虚、湿熱瘀滞、包絡受阻。

【治療】
:月経期は四物湯加敗醤草、王不留行、路路通で理気調経し少しの清熱を加える。

:月経後は通絡方加減(茯苓・生地黄・懐牛膝・路路通・穿山甲・公丁香・仙霊脾・石楠葉・黄精・桂枝・王不留行・地竜・皂角刺・敗醤草・牡丹皮・赤芍など)で清化湿熱・行瘀導滞・育腎通絡する。

:続けて益腎培元方加減(茯苓・生地黄・熟地黄・山茱萸・仙茅・仙霊脾・鹿角霜・女貞子・紫石英・巴戟天・麦門冬)に白芍・柴胡を加えて疏肝育腎培元する。

【経過】:これによって月経周期を8ヶ月ほど調えたところ、妊娠陽性となった。そして1年後に健康な女の子を出産した。

”蔡小荪”老師の考え方

蔡老師によると、卵管閉塞が形成される主要な原因は、湿熱瘀血によって卵管が閉塞され不通となるからである、としています。

よって治療は、活血理気清熱化湿を合わせ、同時に補腎することで卵管の機能回復をすることがまさにキーポイントとなってきます。

また特徴として、以下のように月経周期をに3つに分けた治療を主張しています。

  1. ●月経期の治療は四物湯の加減を用いる
  2. ●月経後の3〜7日間は”通絡方”の加減を用いて治療する
  3. ●月経周期の中期と後半は、清熱活血通絡ではなく益腎温煦を主とし、暖宮撮精して妊娠を助ける益腎培元方の加減を用いる。

つまり3期を通して、活血清熱理気通絡することが、卵管閉塞による不妊症に対する治療の大法としているのです。

彩り漢方薬局による解説

西洋医学的に見た場合、卵管閉塞の起こる原因の多くは、生まれつきの奇形などを除くと、クラミジアなどの細菌感染からの炎症が原因となっていることが多いと考えられています。

これを漢方・中医学的に解釈すれば、”性感染症(湿熱)が原因で卵管が癒着をおこして詰まってしまい(瘀血阻滞)、卵管で精子と卵子が出会えない状態(包絡閉阻不通)になっている”となります。

また、33歳と年齢は若いですが、不妊治療歴が7年と長いため、ホルモン剤などの影響で”腎虚”が促進されている可能性はやはり考えないといけません。

そのために腎の働きを助ける”補腎剤”も併用されています。

また蔡先生の特徴として、周期を月経期・低温期・高温期の3期に分けて方剤を使い分ける、周期療法を取り入れています

それぞれの特徴は以下のとおりです。

  1. 月経期は四物湯で血を補いながら、敗醤草、王不留行、路路通で清熱通絡している。
  2. 低温期は、基本的に妊娠することはないので、排卵期までの間しっかりと強力な活血通絡剤を使用して骨盤内の汚れ(湿熱・瘀血)を掃除している。
  3. 高温期は受精(妊娠)している可能性があるため、強力な活血通絡の薬は使用せず、補腎を中心に処方を組んでいる。

もし、この治療を日本で行う場合、蔡先生のように生薬の煎じ薬ですべて処方を組むというのはかなり困難です。

しかしながら、卵管閉塞による不妊の原因を”瘀血”と”湿熱”、そしてそこに”腎虚”が絡んでいると考えれば、日本にある漢方薬や健康食品でも十分に代用ができます。

例えば

  • ●”瘀血”には水蛭(スイテツ)シャ虫(シャチュウ)といった動物性の強力な活血剤や、莪朮(ガジュツ)・三稜(サンリョウ)などの植物性の活血破血剤をもつ方剤があるのでそれを使う。
  • ●”湿熱”には土大黄(ツチダイオウ)山梔子(サンシシ)などの方剤を用いる。
  • ●”補腎”には鹿茸(ロクジョウ)亀板(キバン)紫河車(シカシャ)などの補腎剤の含まれている方剤を使う。

このように、病気の原因となる”病機”とその原因に対する治療法”(治法)”を考えることができれば、十分に対応は可能と考えております。

まとめ

卵管閉塞が原因となった不妊症は、西洋医学においては多くのケースで体外受精の適応となっていることが多いかと思います。

一方で、漢方・中医学の場合は”湿熱”や”瘀血阻滞”などによって起こっていると考えられますので、それぞれに対応する漢方薬を使うことで改善が可能な場合も十分にあると考えます。

もちろん、これら以外の原因がさらに絡んできている症例もあるかと思いますので、漢方薬の服用を希望される場合は十分な説明を受けてから服用するようにしてください。

以上、長文ですが参考となれば幸いです。

卵管閉塞について気になる方はお気軽にLINE@をご利用ください(^^)

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漢方薬局開業日記その5 漢方薬局就職後〜免疫・解毒・抗酸化〜

前回の内容をおさらいすると、とりあえず何はともあれ、めでたく(?)漢方薬局に就職となったわけだが、今回からしばらくは実際に就職してからの内容を書いていきたいと思う。

では、どうぞ!

免疫・解毒・抗酸化

前回ブログにも書いているように、勉強会のおかげで私は漢方についてどんどん興味は出てきてはいたが、残念ながら漢方に関する知識はまだまだ素人同然でとてもではないが患者さんの相談などできるレベルではなかった。

一応それを会社の方も考慮してなのか、普通は薬局に就職するとどこかの店舗に配属になり、そこで研修を行うのだが、自分の場合、はじめに何回か普通の調剤薬局を見学しただけで、残りの時間は基本的に自由に時間を与えてくれていた。

もちろんその時間を使って「漢方なり、サプリなり、健康のことについてしっかり勉強してね!」ということなのだが。

その会社が特に重点置いていたのは「免疫・解毒・抗酸化」の3点だった。

そして今度はここに漢方の知識をプラスしていこうと言うわけだ。

今でこそ、テレビなどで「免疫」や「抗酸化」と言った言葉は普通に聞かれるようになったかもしれない。

しかしながら、当時はそれらの言葉はまだ一般的になる前の段階だったため、一般の方はもちろん、特に普通の調剤薬局などの医療従事者こそ、あまり認識していなかったように思う。

そういう意味では、当時としてはかなり先進的な考え方をもった薬局だったのだなあと、今になって再認識している。

実を言うと、当時私が在籍していたこの会社は今はもう存在しない。

もともとあった調剤部門と、あとから作られた漢方薬局、健康カフェなどのQOL(クオリティオブライフ)部門の両立はやはり難しく、経営的にはあまりうまくいかなかったのだ。

しかし、先にも述べたが、経営面の問題はとりあえず置いておくとしても、会社自体の考えやビジョンは、今考えても本当に素晴らしかったと思う。

もし、当時このような経験ができてなければ、その数年後に漢方(中医学)の本場である上海に留学し、廣州中医薬大学の大学院まで出て自分の漢方薬局を開業する、みたいなことにはきっとならなかっただろう。

もちろんこの先自分がどうなっていくのかはわからないし、ひょっとしたら漢方以外にもっと興味を持つ何かが出てくるかもしれない。

しかしながら、現時点においては、ある意味で自分の人生を決めてくれた会社といっていいのかもしれない。

当時よく読んだ本

話を戻そう。

その当時、自分がよく読んだ(読まされたのもあるが)本をいくつか紹介したいと思う。

  • 『病気にならない生き方』新谷弘美
  • 『安保徹の体温免疫力で病気はなおる』安保徹
  • 『セロトニン欠乏脳』〜キレる脳・鬱の脳をきたえ直す』 有田秀穂
  • 『免疫と腸内細菌』 上野川修一
  • 『究極の免疫力』 西原克成

etc

あと現在の家には持ってきておらず、題名が不明な本も数冊あるが、やはり「免疫」に関する本が多っかたようだ。

有名な本もあるので一度は読んだことある方もひょっとしたら多いかもしれない。

これらの本を読んでいただくとわかることだが、今でこそTVによく出ている南雲先生などの本でも普通に取り上げられているような「冷えと自律神経の関係」「自律神経と免疫の関係」、「免疫と腸内環境との関連性」「セロトニンと鬱病との関係」、「口呼吸の弊害」などが当時(2006年ごろ)から実は言われていたのだ(トンデモ本として扱われている本もあるが(苦笑))。

詳しい内容はここでは紹介しないが、いずれ「書評」のカテゴリーを作って中医学・漢方の良書を紹介しようと思っているので、その時にでも紹介できたらと思っている。

今回は研修期間での漢方以外の勉強についてで少し書かせていただいたが、次回はようやく「どのように漢方の勉強をはじめたか」について書きたいと思う。

参考になれば幸いである。

では、また!

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冬に大事なこと

皆さま、こんにちは。

夙川駅北側にある漢方専門薬局・彩り漢方薬局のスタッフ薬剤師タケウチアツコです。

いつもより今年の師走は暖かかったですが、今日の雨から寒くなってきましたね。この週末にはグッと冷え込むようです。

体調崩さないようにしないといけないですね!

気がつけば、今年も残すところあと3週間ちょっと!ひょえー

冬至に向かって日が暮れるのも、早くなるし、日がどんどん飛ぶように過ぎていって心もとっても焦りますよね。

やりたい事や、やらなきゃいけない事がたくさんあるから、ついつい夜更かししてしまいがちで昼間もなんだか眠いし、疲れやすいなあ、とお感じの方に、大事なことをお伝えしたいのです。

風邪をひきたくない人!

なんだか疲れが取れない人!

はい!

今日から『早寝遅起き』してください!

え?

早寝は分かるけど、遅起き?早起きじゃなくて?

風邪などひかない、テキパキした健康的な生活を送ってる人って、一般的に早寝早起きのイメージがありますが、漢方の養生法から言うと、これは間違いなのです。

12月22日の冬至に向かってどんどん日が短くなり夜が長くなります。

人間もこの自然のサイクルに合わせて体内のホルモンリズムも変化します。

いつもに比べて眠気を強く感じる人が多いのは、体が季節の変化に合わせている正しい変化なのです。

そんな季節の変化を無視して、まだ太陽が昇る前から頑張って無理して早起きすると、体から『陽気』が漏れていってしまうそうです。

陽気というのは、漢方でいうと、生命力、体を温める力です。

その陽気が体から出て行ってしまうと、どうなるか?

簡単に言うと、体が冷えてしまいます。

厚着をしたりカイロを貼ったり温活に努力をしても、体の中を温める力が漏れ出てしまうのです。

もったいない!

特に冷え性でお悩みの方!なんてもったいない!

色々頑張っても睡眠が十分でないと、体がしんどくなり、疲れからイライラしやすくなり、周りの人と衝突してしまったりするんです。

そんな悪循環になってしまったら、これから楽しいこともたくさんある季節も楽しめませんよね。

クリスマスや忘年会、子供が冬休みになってお昼ご飯の支度、大掃除、年賀状、お正月の準備に、帰省の用意。。

もう特に今月は!

家事や仕事、育児など、やりたい事、やらなきゃいけない事、やりたくない事、たくさんたくさんある気ぜわしい季節ですが、どうか、ご自分の大事な体調を守るためにもできるだけ、休みましょう。

冬に大事なこと、それは、

早寝遅起きです。

覚えておいてくださいね。

お知らせ

35歳で原因不明の不妊症の場合は体外受精をするべき?

体外受精にはメリット・デメリットがある!

質問:結婚6年目の35歳です。なかなか妊娠できず原因は特にないと言われました。体外受精も考えていますが時期はどうでしょうか?

体外受精のメリット

結婚して5年以上、一般不妊治療を2年受けても妊娠に至らない例を難治性不妊症と呼びます。この場合、患者が望めば体外受精などの高度生殖医療(ART)へ進むことになります。

質問者の場合、結婚は5年以上なので、一般不妊治療をどの程度の期間受けているかによって変わってきますが、体外受精などの高度生殖医療(ART)も視野に入れておいたほうがよい時期にきていることは間違いないと思います。

特に原因不明不妊の中でも多いとされているピックアップの問題がある場合、精子と卵子が確実に出会うことのできる体外受精はかなり有効な場合も多いでしょう。

体外受精のデメリット

しかしながら、体外受精を受ける際はにメリットだけでなく、デメリットの説明もしっかりと受けるようにしてください。

体外受精によって従来妊娠不可能であったケースが妊娠可能になるといったいわゆる明るい点のみが取り上げられがちですが、体外受精にも当然ですがリスクは伴います。

こちらの本などは非常に参考になりますので一度読まれることをお薦めします。

『体外受精は究極の不妊症治療ではない-假野-隆司』

こちらの書籍によると、体外受精には以下のような問題点があると述べられています。

(1)多児妊娠
日本における多児妊娠率は1974年に0.6%であったが2007年には1.2%と倍増している。多事妊娠は母体に妊娠高血圧症候群、貧血、羊水過多、分娩のリスクなどのリスクがあるために問題視されている。

(2)出生時の予後
先天性異常:日本では自然妊娠と比べて大きな差がないとされていますが、海外では問題と成るような論文も提出されている。

(3)流産と子宮外妊娠
自然妊娠の流産率は15%前後だが、IVF−ET、ICSI(体外受精・顕微授精)では23〜25%となっている。

※こちらの書籍は平成26年に書かれたものなので、その後の技術の進歩により多少の改善はされているものと思われます。

メリット・デメリットを総合的に考えることが大切

このように体外受精であれ何であれ、どんなに科学技術が進歩したところで、どんな治療法にも良い点(メリット)と悪い点(デメリット)があります

やはりそれらを総合的に考えてから判断するほうが私はよいと考えます。

ちなみに2010年の日本産婦人科学会の発表によると35歳で体外受精により生まれた割合は16.3%です。

おおよそ6回で1回の成功率です。

体外受精は各クリニックにより値段差はありますが約50〜70万円です。

想像していた確率と比べていかがでしょうか?

これらの点も含め、今の状態で体外受精が本当に必要かどうか、もう一度しっかりと考えをまとめましょう。

その上で体外受精を受けるという結論を出されたなら、当店はあなたを全力でサポート致します。

漢方・中医学の考え方を利用すれば受精卵の“質”の改善子宮内膜の“質”の改善など、体外受精が成功する条件を少なくとも何もしない状態と比較して良くすることは可能です。

是非一度お問い合わせください。

お知らせ

漢方薬で子宮内膜を厚くするための方法とは? 〜血液の量と流れ〜

子宮内膜を厚くするには血流が大事!

前回のブログでは子宮内膜には妊娠しやすい理想的な厚さがあることをお伝えしました。

ではもしその厚さに達してない場合、どうすればいいのでしょうか?

それを改善する鍵は、ずばり”血流”です。

要するに子宮に流れ込む血液の”量”と”流れの速さ”、これが子宮内膜の厚さを左右する鍵となります。

血液の具体的な要素

具体的には以下の4つがしっかりしている必要があります。

  • ①血管の量
  • ②血流の速さ
  • ③血流量
  • ④内膜の容積

事実、立体的に取り出した子宮内膜にVOCAL(virtual organ computer aided analysis)用いて解析したところ、薄い内膜では①〜④すべてが低値となったとの報告があり、”血流の量”と”流れの速さ”が子宮内膜の厚さに影響していることが裏付けられています

現在、西洋医学では黄体ホルモンの補充や、ビタミンE、バイアグラ膣錠、Lーアルギニンなどの投与によって対応していますが、一度薄くなってしまった内膜を厚くするのはなかなか難しいようです。

漢方・中医学では血虚と瘀血として考える

このような場合、漢方・中医学を中心とした東洋医学の力を借りるのも一つの手ではないでしょうか?

東洋医学的に先の①〜④を言い換えると以下の2つに言い換えることができます。

  • 「血虚」
  • 「瘀血」

本来は血虚や瘀血になってしまう原因も一つではないのでもう少し複雑になりますが、やや大雑把に言うとこの2つでいいでしょう。

つまりこの東洋医学的に子宮内膜の改善をするには「血虚」と「瘀血」の改善をすることが必要となるのです。

具体的には
「血虚」に対しては「四物湯」「当帰芍薬散」「十全大補湯」「帰脾湯」「人参養栄湯」などを、
「瘀血」に対しては「桂枝茯苓丸」「温経湯」「血府逐瘀湯」「還元清血飲」「折衝飲」「芎帰調血飲第一加減」などが適応となります。

これらを暫くの間服用することで、それぞれの体質が変われば、子宮内部の血流が増加することで子宮内膜が厚くなることも十分に可能かと思われます。

瘀血の場合は子宮内膜の質も悪化する

また「瘀血」がある方の子宮内膜は、薄いだけではなく、内膜の質自体も悪い(ベッドが硬い状態)ことが多いです。

「瘀血」を正確に判断するには様々な要素を問診や舌の状態をみたりすることが必要なため、一般の方には難しいところもありますが、手っ取り早く「瘀血」があるかないかを見分けるには、毎月の生理の状態を観察してみてください。

もし経血がサラサラではなくネバネバしていたり、レバー状の塊があったり、色がどす黒かったり初日二日目に生理痛がひどい場合、は大半が「瘀血」ありと考えていいでしょう。

また月経の始まりが経血(血液)というよりは血の混じったおりもののようなものから始まる方も「瘀血」に当てはまりますので子宮内膜が硬い可能性が高いと言えます。

他にも子宮筋腫・子宮内膜症・子宮ポリープ・卵巣嚢腫・卵管などの癒着・子宮や卵巣への手術歴がある方などは「瘀血」となっている方がかなり多いと思われますので注意が必要です。

前回ブログでも書きましたが、生理の血(経血)というのは子宮内膜が剥がれたものです。

つまり塊があったり、粘度が高かったりと経血がキレイな状態でない場合は、子宮内膜の質も恐らくいい状態とは言えないでしょう。

子宮内膜の質については、科学的な数値や指標がないため西洋医学が非常に苦手としているところでもありますが、そういう場合は、体質にあった適切な漢方薬を数ヶ月服用していただくことで、かなりの改善が見込めます。

改善してきているのかどうかは、もちろん「生理」の状態で確認できます。

「血虚」と「瘀血」が改善できれば子宮内の血流(量と流れ)は間違いなく改善されてきていますので、きっと理想的な子宮内膜の状態に近づくことができます。

血流を改善して妊娠しやすいふかふかなベッド(厚くて柔らかい子宮内膜)を目指しましょう!